SAPがBIツールの最新版を提供 モバイルやソーシャル対応を強化

SAPジャパンは、BI製品の最新版「SAP BusinessObjects Business Intelligence 4.0 Feature Pack 3」を提供開始した。

» 2012年08月01日 11時49分 公開
[ITmedia]

 SAPジャパンは8月1日、ビジネスインテリジェンス(BI)製品の最新版「SAP BusinessObjects Business Intelligence 4.0 Feature Pack 3」を発表した。同日より提供を開始する。

 新製品は、特にモバイル対応やビッグデータ対応、ソーシャルメディア連携を強化した。具体的には、AndroidやiOSのモバイル端末から各種業務データへ直接アクセスすることで、いつでもどこでもデータを参照、分析できるようにしたほか、検索性の向上により欲しいデータを自由に入手できるようになった。ビッグデータ対応については、オープンソースの分散処理基盤「Apache Hadoop」をサポートするとともに、インメモリーデータベース「SAP HANA」の連携を強化した。これにより、企業内のデータやソーシャルデータなど、ペタバイト規模のビッグデータでも高度な分析を瞬時に実現できる。ソーシャル連携に関しては、SAPの企業向けSNSソリューション「SAP StreamWork」と組み合わせることで、BIから得た知見をステークホルダーと共有し、コミュニケーションを図れるようになるという。

 そのほか、ERPとの統合を強化。100を超えるダッシュボードや帳票を組み込んだ形で提供するほか、レポート作成ソフトウェア「SAP Crystal Reports」との連携で、ユーザー自身がERP内のデータから独自のレポートを容易に作成できるようになった。

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