IDC Japanはレイヤ4〜7スイッチ市場の動向調査の結果を発表した。
IDC Japanは9月6日、国内のレイヤ4〜7スイッチ市場の2011年実績と2016年までの予測を発表した。モバイルトラフィックの急増に伴うモバイルサービス提供用設備の投資拡大がけん引役となって、前年比17.1%増の237億9500万円になったと報告している。
モバイルトラフィックの急増はスマートフォンの利用拡大が背景にあり、移動体通信事業者によるモバイルサービス提供用サーバリソースの拡大、それに伴うサーバ負荷分散需要や、トラフィックを抑制するキャッシング、トラフィック最適化のために需要が拡大したという。
ベンダー別ではF5ネットワークスが、こうした需要に加えて一般企業でのプライベートクラウド構築などのシステム基盤統合需要も獲得し、8年連続で国内市場の首位を獲得。売上額の2位はA10ネットワークスだった。
IDCによると、今後も同市場は拡大が続くと予想され、2011年〜2016年の年間平均成長率が9.2%になると見込んでいる。
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