中外が仮想デスクトップ向けストレージを刷新、バックアップ時間を8時間から15分へ導入事例

NetApp FAS2240の導入で、従来は仮想デスクトップ140台当たり8時間かかっていたバックアップ作業を、190台当たり15分で行えるようになったという。

» 2012年09月24日 20時23分 公開
[ITmedia]

 自動車部品の製造・卸売を手がける中外(名古屋市)は、運用中の仮想デスクトップシステム向けに米NetAppのネットワークストレージ「NetApp FAS2240」を導入した。製品を提供したネットワールドが9月24日に発表した。

 中外は2010年から、VMware Viewを使った仮想デスクトップシステムを運用している。従来のストレージ環境では、仮想デスクトップ140台のバックアップに毎日8時間を要していたが、NetApp FAS2240の導入によって190台当たり約15分まで短縮できたという。具体的には、同製品のバックアップ/リカバリ機能「Snapshot」「SnapMirror」や、VMwareとの連携機能「SnapManager for Virtual Infrastructure」などの活用で実現した。

 ストレージの使用容量も削減できたという。中外では従来、1つ1つのデスクトップイメージを別々に保存していたため、データ量の膨大化に見舞われていた。そこで今回、NetApp FAS2240のディスク内重複排除機能の活用で、従来の20〜30%程度まで容量を削減できたとしている。

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