Webサイトの問題・障害を発見する新ソフト、日本IBMが開発

日本IBMは、ユーザーのWeb上での行動からWebサイトの改善につなげていくためのソフトウェアを発表した。

» 2013年04月02日 16時55分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは4月2日、Webサイトで利用者が直面した障害や問題などを可視化する企業向けのソフトウェア「IBM Tealeaf Customer Experience V8.7」を発表した。

 IBM Tealeaf Customer Experience V8.7は、利用者がインターネットのショッピングサイトや旅行予約サイトなどの入力画面で、情報をスムーズに入力できているか、または、どこで入力を中止したのといった利用者の経験をグラフィカルな管理画面で可視化し、Webサイトのユーザーインタフェースにおける不具合や障害を発見する。

企業はこの結果に基づいてWebサイトのユーザーインタフェースをより使いやすく改善することで、Webサイトの利用者の満足度を高めたり、Webサイトからの売上げを向上させるといった効果が期待できるとしている。新製品はPCブラウザで閲覧するWebサイトだけでなく、スマートフォンやタブレット端末で活用するモバイル・アプリケーションにも対応する。

 新製品は、1〜2週間程度で構築、設定作業で使用できるという。サーバに製品を導入し、Webサーバとインターネットをつなぐ経路から分岐させてネットワーク接続することで、Webサイトへのアクセス・ログを自動で取り込む。取り込んだログは集計・分析され、管理者は管理画面からその結果を確認できる。Webサーバに負荷をかけないため、Webサイトのパフォーマンスが低下することもないとしている。

 ライセンス料金は1800万円からで、同日から日本IBMおよび同社のビジネスパートナーから販売される。4月2日現在で製品は英語版のみだが、日本語のWebサイトにも対応している。

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