Active Authenticationを有効にすると、ユーザーがアプリにログオンする際に、ユーザー名とパスワードに加えて追加の認証を求められる。
米Microsoftは6月12日、クラウドサービス「Windows Azure」でマルチファクター(多要素)認証の有料オプションを提供すると発表した。
新サービスの「Active Authentication」(コードネーム)は同日からプレビュー版の提供を開始した。企業向けのID/アクセス管理サービス「Windows Azure Active Directory(AD)」と連携させ、Office 365、Windows Azure、Windows Intune、Dynamics CRM Onlineなどのアプリで利用できる。
Active Authenticationを有効にすると、ユーザーがこれらアプリにログオンする際に、ユーザー名とパスワードに加えて追加の認証を求められる。追加の認証にはモバイル端末上のActive Authentication、または自動電話かテキストメッセージを利用する。
これにより、クラウド上のアプリケーションやデータへの不正アクセスを防止でき、情報流出などのリスクを低減できるとMicrosoftは説明している。
料金はユーザー数に応じて課金する方式か、月間の認証数に応じて課金する方式のいずれかを選択できる。プレビュー期間中はユーザー当たり月間1ドル、または認証10回ごとに1ドルで提供。正式版となった時点でこの倍に引き上げる予定だという。
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