富士通とサイボウズがSaaSビジネスで協業

2社は協業を通じて新サービス「「FUJITSU ビジネスアプリケーション サイボウズ ガルーン SaaS」の提供を開始した。

» 2013年06月20日 15時37分 公開
[ITmedia]

 富士通とサイボウズは6月20日、サイボウズの提供するエンタープライズグループウェアのSaaS提供において、協業することを発表した。富士通は、国内トップシェアのサイボウズの「ガルーン」を富士通パブリッククラウドサービスに搭載、SaaS型サービス「FUJITSU ビジネスアプリケーション サイボウズ ガルーン SaaS(以下、サイボウズ ガルーンSaaS)」として同日から提供を開始している。

 「サイボウズ ガルーンSaaS」は、サイボウズの提供するパッケージ版製品の「ガルーン」を、富士通パブリッククラウドサービスに組み込み、インフラ基盤からグループウェアまでを、インターネットを介して一元的に提供する。これにより、システムの構築期間や運用コストを気にせず、短期間でグループウェアを導入できる。また、本サービスはユーザー企業ごとの環境を構築できるため、オリジナルの機能設定が可能になる。

 新サービスの利用で企業は、業務に必要な既存の社内システムを「ガルーン」のポータルに集約させることができる。社内に点在する各システムが一元化され、業務の迅速化、ユーザーの利便性の向上を図られる。また、それぞれの既存システムに対する認証連携やデータ連携、各種グループウェア連携などを富士通が技術支援するという。

 提供価格は初期費用が45万円から、1IDあたり月額1100円。富士通は今後3年間に200社への販売を目標としている。

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