ビームスが顧客分析システムを採用 会員カードデータなどを解析

ビームスは売り上げ拡大を目指し、新たな顧客分析システムを導入した。

» 2013年06月25日 15時50分 公開
[ITmedia]

 衣料などのセレクトショップを運営するビームスは、クラブ会員カード「BEAMS CLUB」および商品別売り上げの分析システムを新たに導入した。システムを提供したリゾームが6月25日に発表した。

 ビームスが採用したのは、「戦略会議シリーズ 顧客分析システム」。同社では売り上げ拡大に向けて既存顧客に注目し、来店頻度や購買リピート率などの購買行動を把握して顧客育成へ取り組むことを目指していた。その一環として、265万人の登録があるBEAMS CLUBと商品別売り上げデータのより詳細なデータ分析を検討した。

 実際にデータを利用して顧客分析システムを評価、検証をした結果、自社オンラインショッピングサイト「BEAMS Online Shop」や、ほかの大手オンライン通販サイトでの売り上げデータ、全国の店舗売り上げデータを統合的に扱えること、商品と顧客をひもづけた分析が容易にできることが決め手となり採用した。顧客戦略担当のCRM部門だけでなく、マーチャンダイジングなどほかの関係部門でも利用でき、商品戦略や販売戦略に活用できることも評価したとしている。

 ビームスでは、顧客分析システムの導入により、「顧客の見える化」「顧客に合わせた施策」「効果検証」のサイクルを回すことが可能になったという。

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