ユナイテッドアローズ、スマートデバイス活用でネットワーク基盤を刷新導入事例

ユナイテッドアローズがワークスタイル変革の戦略の一環として、スマートフォンやタブレット端末の活用するためのネットワーク基盤を構築した。

» 2012年12月03日 13時52分 公開
[ITmedia]

 シスコシステムズは12月3日、ユナイテッドアローズに無線LANとリモートアクセスのソリューションが採用されたと発表した。スマートフォンやタブレット端末を利用した従業員間の円滑なコミュニケーションの推進と、店頭での接客対応の改善が目的という。

 ユナイテッドアローズが採用したのは、IEEE 802.11n対応の無線LANのアクセスポイントやコントローラ、電波干渉などの配慮した無線LANの設定や管理を行うための「Cisco Wireless Control System」、モビリティサービス提供基盤の「3300 Series Mobility Services Engine」、セキュリティアプライアンスの「ASA 5520」、リモートアクセス向けのモバイルセキュリティクライアントソフト「AnyConnect」など。

 同社では中期的なIT戦略でワークスタイル変革を掲げており、スマートフォンやタブレット端末を利用した従業員間の円滑なコミュニケーションと店頭での接客対応の改善に向けたネットワーク基盤の構築を進めたという。

 新たな環境では店舗やオフィス間の移動中や海外出張中でもリモートアクセスが行え、従業員間で迅速な情報の共有や生産性の向上が図られた。店舗ではスマートデバイスを活用した迅速な商品在庫検索などが可能になり、顧客満足度の向上や販売機会損失の低減にも貢献しているとしている。

 ユナイテッドアローズは、「BYOD」も推進しており、社員が使い慣れたデバイスを業務に活用することで、さらなる業務効率の向上に取り組むという。

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