井筒屋ウィズカード、タブレット端末を利用したカード業務サービスを導入導入事例

NEC製タブレット端末を利用した「カード入会受付業務サービス」を井筒屋ウィズカードに導入した。

» 2013年08月16日 15時18分 公開
[ITmedia]

 百貨店・井筒屋のグループ企業の井筒屋ウィズカードは、NECやシーシーエスとの協力でタブレット端末を利用した「カード入会受付業務サービス」を開発。井筒屋店頭などでのクレジットカード業務のシステムとして導入した。NECが8月16日に発表している。

店頭でのシステム利用イメージ

 開発したカード入会受付業務サービスは、クラウド型の信販クレジットカード総合サービス「マルチ・ファンクション・クレジットサービス(MCS)」のサービスメニューの1つ。MCSではクレジットカード業務における「申込」「審査」「貸付」「顧客取引」「債権管理」の各フローで必要となる機能をクラウドで提供する。店頭でのクレジットカード入会申込における商品・利用規約の説明、顧客による同意確認、申込記入、仮審査までをタブレット端末で行える。システムとしてはオンプレミスでも導入・運用できるようになっている。

 井筒屋ウィズカードは、同サービスをオンプレミスで導入し、井筒屋百貨店のウィズカードカウンターにおいて、クレジットカード入会時の商品・利用規約の説明や同意確認を行っている。端末には、NEC製の10.1型Androidタブレット「LifeTouch L」ビジネス向けモデルを採用した。

 井筒屋ウィズカードは、カード入会受付業務サービスの導入によって、新人からベテランまでさまざまな従業員が均質で迅速なカード受付業務を遂行することが可能になると期待する。また、タブレット端末の利用画面が視覚的にも分かりやすいので、高齢者も簡単に操作ができる。顧客サービスの向上につながるとしている。

 タブレット端末上にデータを残さない仕組みで情報の安全性を確保。オンプレミスの場合の同サービスの価格(税別)は、「商品・利用規約の説明用」で300万円から、全機能利用(商品・利用規約の説明、同意確認、申込記入、仮審査)が1000万円から。今後3年間で20社への提供を目指す。

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