コジマがタブレット利用の接客システムを導入、店舗サーバもクラウド化導入事例

家電量販のコジマがNEC製の接客システムを採用し、17日から店頭でタブレット端末を利用した接客業務を始める。

» 2012年11月16日 14時36分 公開
[ITmedia]

 NECは11月16日、家電量販大手のコジマにタブレット端末を利用する接客支援システムを納入したと発表した。コジマでは17日から同システムを利用した接客業務を全国で開始する。これと併せて店舗サーバをNECのデータセンターに集約した。

「LifeTouch L」による接客イメージ(NEC提供)

 コジマでは接客業務向けにNECのAndroidタブレット端末の「LifeTouch L」を2500台導入する。商談の際の商品情報やサービス内容などの提供や、他店舗を含めた商品在庫の検索、顧客の購買履歴や修理履歴の確認、購入や商品配送の手配などをできるようにする。LifeTouch Lの端末管理やセキュリティ対策には、NECの「スマートデバイス端末管理サービス」を利用する。

 また、店舗サーバの集約化では197店舗の店舗サーバをNECのデータセンター内に構築したプライベートクラウド環境に移行して、サーバの集中管理による業務効率化を図る。このほかにNECは、全店舗に約1400台のPOS端末やPOS端末を操作する際の生体認証システムも供給している。

 タブレット端末の利用では今後、店舗間や全社規模での情報共有、テレビ会議やeラーニングなども検討しているという。

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