IBM iをクラウド上で利用できる新サービス、IIJグローバルが提供

IIJグローバルソリューションズは、「IIJ GIOサービス」のラインアップに「IIJ GIO Power-iサービス」を新たに追加した。9月24日から提供する。

» 2013年08月19日 17時38分 公開
[ITmedia]

 IIJグローバルソリューションズは8月19日、インターネットイニシアティブのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」の新ラインアップとなる「IIJ GIO Power-iサービス」を発表した。9月24日に提供を開始する。

 IIJ GIO Power-iサービスは、IBM PureFlex System上に「IBM i」を実装したクラウドサービス。企業は必要な規模の仮想サーバと接続用のネットワークをサービスメニューから選択することで、システムを資産として保有することなく、自社の業務規模やニーズにあった適切なシステム環境を安価に利用できるとしている。

 IBM iは、業務システム環境として国内外で多くの企業に利用されている一方、システム管理者の後継者不足などの課題があり、運用負荷の軽減やBCP対策も目的として、同システムをクラウドに移行したいという企業の需要が高まっている。IIJ GIO Power-iサービスを利用すれば、既存の業務システム資産を利用を継続しつつ、アウトソース化によるTCOの最適化、運用負荷の軽減、BCP対策の推進を実現できるという。

 同社によると、サービス利用でのコストはオンプレミスと比較して30〜40%程度低い。サーバインフラの運用もアウトソース化できるため、人的コストを含めたTCOの最適化を実現するという、同サービスは、大手企業を中心に1000社を超える企業が利用している「IIJ GIO」を基盤にしているため、高信頼システム基盤と高品質な運用サービスにより、重要な基幹業務にも耐えるという。

 同社ではIBM iの業務システム構築に強みを持つパートナー企業と協力しながら、基盤サービスから業務アプリケーションまでワンストップで提供し、企業の業務システムのクラウド化をサポートするとしている。

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