テラデータ、分析システムを統合管理する「Unity」新版をリリース

用途別の複数のTeradataプラットフォーム環境を統合管理するための「Teradata Unity 14.0」を発売した。

» 2013年09月03日 13時42分 公開
[ITmedia]

 日本テラデータは9月3日、複数のTeradataによる分析システムを統合管理するソフトウェア群の最新バージョン「Teradata Unity 14.0」を発売した。「Unity Director」「Unity Loader」「Unity Data Mover」「Unity Ecosystem Manager」の4製品で構成され、各ソフトウェア専用の「Teradataマネージド・サーバー」および構築支援サービスと合わせて提供される。

 Teradata Unityは、用途別の複数のTeradataデータウェアハウス分析基盤が相互補完し合うことで、企業における分析環境の可用性の向上を実現するものになる。システム間でのデータ同期やクエリの分散を自動化して全体のワークロードの最適化と可用性の向上を図る一方、管理を一元してコストや作業負荷を削減できるメリットがある。

 構成ソフトウェアの主な機能は、Unity Directorがシステム全体にわたるクエリのルーティングとデータベースの同期化、Unity Loaderが複数のTeradataシステムへの自動的な大容量データロード、Unity Data Moverがシステム間でのデータコピーの実行および管理、Unity Ecosystem Managerが統合監視となる。

 各ソフトウェアとTeradataマネージド・サーバーを含む最小構成価格(税別)は、Unity Directorが1987万円から、Unity Data Moverが636万円から、Unity Ecosystem Managerが481万円から、Unity Loaderが管理対象データのテラバイトあたり94万円となっている。

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