米Datawatchが事業説明会を開催。年内には東京オフィスを開設するなど日本市場の本格進出を予定する。
米Datawatchは9月6日、日本のプレスおよびアナリストに向けた事業説明会を開催した。今年末までに東京オフィスを設立し、日本市場の顧客開拓にいっそう注力する。
Datawatchは1986年創業のBI専業ベンダー。現在、全世界で4万を超える企業および団体が同社製品を採用し、ユーザー数は50万を超える。日本でもトヨタ自動車やアウディ ジャパン、三井住友銀行などが導入している。主力となるのがレポート分析/ETLツール「Monarch Professional」。RDBMなどの構造化データ、PDFやレポートなどの準構造化データ、ログファイルやEDIなどの非構造化データといったあらゆるタイプのデータを取得してモデリングできる製品だ。
加えて、このたびリアルタイムおよびビジュアルデータソリューションに特化したスウェーデンのPanopticon Softwareを買収したことで、解析データのビジュアル化が可能となった。現在は別々の製品だが、年内には2つの技術を統合し1つの製品としてリリースする予定である。
日本市場での展開について、Datawatch アジアパシフィック地区担当マネージングディレクターのカール・モアントレ氏は、「トムソン・ロイター・マーケッツとのパートナーシップによって、金融業での顧客獲得は大いに期待できる。また、自動車をはじめとする製造業や通信業にもアプローチしていきたい」と抱負を語った。
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