小泉成器、営業支援システム群のDB基盤を統合して可用性を向上導入事例

小泉成器は、日本オラクルのエンジニアド・システム「Oracle Database Appliance X3-2」を導入し、営業支援システム群のデータベース基盤を統合した。

» 2013年09月10日 18時00分 公開
[ITmedia]

 家電製品・家庭用品の企画・製造を行う小泉成器は、日本オラクルのエンジニアド・システムの最新版「Oracle Database Appliance X3-2」を導入し、営業支援システム群のデータベース基盤の統合を行った。統合したデータベース基盤は2013年8月から稼働を開始。日本オラクルが9月10日、発表した。

 小泉成器は、自社ブランドによるビューティケア製品、家電照明、調理器具の企画・製造・販売に加え、国内外のナショナルブランド商品の卸売を行っている。同社では「生活者の豊かで快適な暮らし」へのソリューション型商品の開発、売り場提案を強化する目的で、営業支援システム群を支えるデータベース基盤の刷新を決定した。

 データベースは、従来システムごとに個別に構築されていた。それらの統合と可用性の向上、ビジネス拡大に伴う処理量やデータ量の増大へ対応するための基盤として、「Oracle Database Enterprise Edition」専用に開発されたX3-2を採用している。また、営業支援システム群はNTTデータイントラマートの「intra-mart WebPlatform」をベースに構築しており、これらのシステムで利用する複数のデータベースをX3-2上へ移行・統合した結果、バッチ処理が従来の4倍に性能向上するなどの効果を実現したという。

 小泉成器は併せて、高可用性ソフトの「Oracle Real Application Clusters」、大規模データに対応する「Oracle Partitioning」および「Oracle Advanced Compression」、容易な運用管理を実現する「Oracle Diagnostics Pack」および「Oracle Tuning Pack」などの「Oracle Database Enterprise Edition」オプション製品を導入している。

 これらの統合に当たっては、コイズミ情報システムとスミセイ情報システムが企画・立案を担当し、導入プロジェクトを支援した。コイズミ情報システムは「Oracle Database Appliance X3-2」の導入成果を踏まえて、今後もさらなる技術の蓄積およびサポート品質の向上を行い、小泉成器の事業を支援するとしている。

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