Microsoft、Office更新プログラムの配布を巡る不具合を修正

Office関連の更新プログラムの一部について、繰り返しインストールを促されるなどの問題を修正した。

» 2013年09月17日 07時58分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftは、9月10日に公開した月例セキュリティ更新プログラムの一部について配布を巡るトラブルが報告されたとして、不具合を修正して再リリースしたことを明らかにした。

 MicrosoftのOffice Updatesブログに9月13日付で掲載された情報によると、Office関連の更新プログラムの一部について、繰り返しインストールを促されたり、逆にWindows Server Update Services(WSUS)やSystem Center Configuration Manager(SCCM)経由で更新プログラムが配布されないといったトラブルの報告が寄せられたという。

 このため同社で調査して原因を突き止め、改めて更新プログラムを配布して、問題を修正したとしている。対象となるのは以下の更新プログラム。

  • SharePoint Serverの更新プログラム(S13-067):SharePoint Server 2007向けの「KB2760589」
  • Officeの更新プログラム(MS13-072):Office 2007スイート向けの「KB2760411」と、Office 2010向けの「KB2767913」
  • Excelの更新プログラム(MS13-073):Office Excel 2007向けの「KB2760583」、Office Excel Viewer 2007向けの「KB2760590」、 Office 2007スイート向けの「KB2760588」
  • Accessの更新プログラム(MS13-074):Office 2013向けの「KB2810009」64ビットエディション
  • セキュリティ以外の更新プログラム:PowerPoint 2010向けの「KB2553145」と、PowerPoint Viewer 2010向けの「KB2553351」

 なお、今回の修正はインストールが必要なセキュリティ更新プログラムを検出するロジックのみを修正しており、更新プログラム自体への変更はないという。このためいったんインストールした後は、再度適用を促す通知が出たとしてもインストールする必要はないとしている。

Microsoftの告知

 Office 2013の更新プログラムを巡っては、これとは別に、Office 2013の安定性やパフォーマンス関連の問題に対処した「KB2817630」についても不具合が発覚し、「Microsoft Update」を通じた配布を停止している。

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