黒田精工、オラクルの中堅企業向けERPをビッグバンで導入

精密機械の黒田精工は、グローバル基幹システムの再構築にあたり、オラクルのERP「JD Edwards EnterpriseOne」の採用を決定した。

» 2013年10月31日 19時29分 公開
[ITmedia]

 精密機械を手掛ける黒田精工はグローバル基幹システムの再構築にあたり、ERPシステム「JD Edwards EnterpriseOne」を採用した。製造業における導入実績やグローバル対応などが選定理由になったという。システムを提供した日本オラクルが10月31日に発表した。

 黒田精工は、信頼性の高いボールねじや精密金型、工作機械、測定装置、ゲージを提供し、次世代を見据えた研究開発も行っている。今回、今後のさらなる成長とグローバル展開の加速を実現するため、基幹システムの再構築を決定したという。

 黒田精工では新基幹システムの導入により、正確な経営判断を支援する経営基盤の構築、多様化する受注形態に対応できる柔軟な生産管理の仕組みの構築、原価と生産情報の可視化による収益性向上、グローバル対応による迅速な海外展開、の4つを目標に掲げている。新基幹システムは、会計、購買、販売、在庫、原価、製造など同社の基幹業務を網羅的に支援するビッグバンでの導入になる。

 従来、黒田精工は自社開発システムを運用してきたが、新基幹システムの再構築においては、既に多数のベストプラクティスが実装されているパッケージ製品、製造業における導入実績や業務適合性の高さ、さらにはグローバル対応などが選定基準となった。そして、これらの条件を満たし、さらに容易かつ長期の運用が可能な点を高く評価し、JD Edwards EnterpriseOneの採用が決定した。

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