徳島大学病院、電子カルテ閲覧用のiPadにMDMを導入導入事例

徳島大学病院は、病院情報システムへアクセスするiPad250台のデバイス管理用にトレンドマイクロのモバイルデバイス管理(MDM)ツールを採用した。

» 2014年01月09日 13時24分 公開
[ITmedia]

 徳島大学病院が電子カルテ閲覧用のiPadのモバイルデバイス管理(MDM)ツールに「Trend Micro Mobile Security(TMMS)」を採用した。トレンドマイクロが1月9日、発表した。

 徳島大学病院では業務にiPad250台を活用。2013年5月に運用を開始以降、TMMSで病院のセキュリティポリシーに反したデバイスや院外へのデバイスの持ち出しなどを監視している。同病院では独自に設置した委員会で管理方法をルール化、組織的に管理しているという。

 iPadは、主に電子カルテや医療画像の閲覧、簡易的な診療情報や業務内容の入力などのために、診療科をはじめ、薬剤部や栄養部、放射線部など各部署に配布されている。ただ、将来はiPad以外のモバイルデバイスの導入も見据えており、デバイス管理の製品選定には特定環境に依存しない柔軟性のあるツールを求めていた。

 同病院では1200クライアントの仮想デスクトップ(VDI)も構築している。VDI環境はトレンドマイクロの総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」でセキュリティ対策を実現しているという。今後、2014年以降に配布するiPadの台数拡大も視野に入れており、iPad向けの診療情報のプレゼンテーション用ビューアの開発も検討している。

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