CRMパッケージ「Microsoft Dynamics CRM」を新たに導入し、東京スター銀行は顧客満足度や営業力のアップを図る。
東京スター銀行は、営業活動における生産性の向上や顧客とのコミュニケーション強化などを目的に、CRM(顧客情報管理)システム基盤を構築する。システム構築を支援する富士通が12月19日に発表した。
東京スター銀行が新たに採用したのは、日本マイクロソフトのCRMパッケージ製品「Microsoft Dynamics CRM」。既に導入済みのメールシステム「Microsoft Exchange」やコラボレーションシステム「Microsoft SharePoint」と連携させることで、統合的な情報共有基盤を構築する。このシステム基盤によって、例えば、メールでのアプローチから顧客向けのマイページ(個人向けポータル)へ誘導し、顧客自身が興味を持つ商品の詳細案内を行うとともに、その履歴を基にフォローアップするといった対応が実現できるという。
現在利用するCRMシステムは、開発した金融商品の発売に併せて、その都度業務画面や業務フローを設計、対応していたため、さらなる取り扱い商品の拡充や顧客対応のスピードアップなどが難しく、システム刷新を検討していた。
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