各府省の情報システムに関する予算などを分かりやすくグラフで表示する「ITダッシュボードシステム」を内閣官房 IT総合戦略室が公開した。
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室は、各府省が保有する情報システム数や情報システムに関する予算などを分かりやすくグラフで表示する「ITダッシュボードシステム」を公開した。システムを提供した富士通が7月4日に発表した。
同システムでは、「世界最先端IT国家創造宣言」に掲げられた施策の進ちょく状況に関する情報や、政府が保有する情報システムに関する情報などが公開される。加えて、府省別、情報システム区分別、システムアーキテクチャ分類別など、さまざまな切り口でデータを集計し、分かりやすく整理して提供する。ユーザーは、直感的な操作でグラフ、表などの分析軸を変更できるのが特徴だという。
また、電子行政オープンデータ戦略をふまえ、同システムで扱う全てのデータをCSVおよびWeb APIで提供する。機械が判読可能なこれらの形式でデータを提供することで、データの二次利用を促進し、異なる分野・領域のデータやほかのサービスと組み合わせた新たなアプリケーション創造を可能にするとしている。
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