パナソニック、企業向けモバイル通信事業に参入

パナソニックが参入するMVNOサービスではPCや業務用機器などでの用途へ柔軟に対応できるのが特徴だという。

» 2014年10月14日 14時13分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは10月14日、企業向けMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス事業への参入を発表した。同社が自前で通信設備を保有して通信帯域の制御と通信回線容量の管理を行い、ユーザー企業の用途に合わせた柔軟性のあるサービスを提供できるとしている。

 新サービスの特徴は(1)端末台数が多いものの一台あたりの通信容量は小さい、(2)通信が混んでいない時間帯にデータを一括収集する、(3)上り回線の速度を優先して下り回線はほとんど使わない、(4)契約回線の費用は運用予算内に収めたい――といったニーズに適しているという。第一弾として2日発表の「Let’s note RZ4シリーズ」でこのサービスに対応したSIMカード搭載したモデルを準備した。

 同社によれば、従来型サービスでは用途や通信量ごとに適した通信回線プランを選択できないことや、機器と通信サービスを個別に調達しなければならないなどの課題があった。

 今後は同社の業務用機器や設備機器・システムと無線通信回線プランに、施工から保守・運用までのサービスプランを組み合わせたワンストップサービスを提供していくという。

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