「VAIO Z Canvas」登場 プロクリエイターに特化したモンスタータブレット

プロクリエイターに特化した高性能タブレットPC「VAIO Z Canvas」が登場。最高のアウトプットを求めるプロフェッショナルに向けた“究極の道具”を目指した。

» 2015年05月21日 12時00分 公開
[岩城俊介ITmedia]

 VAIOは5月21日、クリエイターに向けて生産性と創造性を追求した12.3型高性能タブレットの新シリーズ「VAIO Z Canvas」を発表。2015年5月29日より順次発売する。仕様カスタマイズに対応し、個人向けモデルは24万9800円(税込み、以下同)から。

photo VAIO Z Canvas

 VAIO Z Canvasはソニーより分社化した同社が、新会社としてゼロから開発した特化モデル。「最高のアウトプットを求める人への“究極の道具”」を目指し、イラストレーター、漫画家、フォトグラファーなどプロクリエイターが望む、実際の創作シーンに則した細かな使い勝手を反映した。

 主な仕様は、高解像度(2560×1704ピクセル)かつ広色域(Adobe RGB 95%カバー)の12.3型タッチ/ペン入力対応ディスプレイ、Core i7-4770HQ+Iris Pro 5200、8G〜16Gバイトのメインメモリ、256G〜1TバイトのSSD、64ビット版Windows 8.1 Pro Update、本体約1210グラム/キーボード約340グラムのタブレット形態+ワイヤレスキーボードのスタイルを採用する。本体にペン記入時の操作性を高める新開発「フリースタイルスタンド」を備え、ペンの質感を調整できる「筆圧調整ユーティリティ」やペンの視差を極力小さくする技術などとともに、操作性と描き味の追求を図った。

 Adobe「Creative Cloud」、セルシス「CLIP STUIO PAINT」、コーレル「Painter 2015」、Autodesk「SketchBook」など、プロクリエイター向けペイント/ドローイングツールとともに使うことを想定し、ソフトウェア開発者やアーティストの意見を取り入れた本体の形状、ショートカット操作などの工夫も施した。それぞれ体験版をプリインストールする。

photo プロクリエイター向けペイント/ドローイングツールとともに使うことを想定

 法人向けモデルも用意し、社内のデザイン/開発部門などにも訴求する。標準仕様モデル(VJZ12A1BBF1B)で25万4800円から。法人向けモデルはソニーストアで受け付ける。

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