ここ数四半期、MAUの伸びが鈍化しているTwitterのディック・コストロCEOが辞任を発表した。後任が決まるまで、創業者で現会長、SquareのCEOでもあるジャック・ドーシー氏が暫定CEOを務める。
米Twitterは6月11日(現地時間)、ディック・コストロCEOが7月1日付で辞任すると発表した。後任が決まるまで、共同創業者で現会長のジャック・ドーシー氏が暫定CEOを務める。
コストロ氏は辞任後も同社取締役に留まる。ドーシー氏は米SquareのCEOを続ける。
コストロ氏は自身のTwitterで「お帰り、ジャック(ドーシー)」とツイートした。
コストロ氏は2009年9月にCOOとして同社に入社し、2010年に共同創業者のエバン・ウィリアムズ氏に代わってCEOに就任した。
暫定CEOになるドーシー氏は、創業時のCEOだったが2008年にウィリアムズ氏にその座を受け渡し、会長に就任。Squareの立ち上げなどでTwitterと距離を置いていたが、コストロ氏のCEO就任後、同社に“復帰”している。
同社はここ数四半期、月間アクティブユーザー数(MAU)の伸びが鈍化している。コストロCEOの辞任発表後、同社の株価は約10%上昇した。
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