Microsoft、Outlook連係メッセージングアプリ「Send」、まずはiOS版を北米で公開

Microsoftがモバイルメッセージングアプリ「Send」をまずは北米でiOS向けにリリースした。Outlookアカウントがあれば、相手がアプリを持っていなくてもメッセージをやりとりできる。

» 2015年07月23日 07時22分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは7月22日(現地時間)、Outlookと連係するメッセージングアプリ「Send」を発表した。まずは北米(米国およびカナダ)の企業および教育機関向け「Office 365」向けのiOS版を米AppleのApp Storeで公開した。AndroidおよびWindows Phone版も“間もなく”公開するという。Office 365ユーザー以外でも“向こう数カ月中”に利用できるようにするとしている。

 send 1 App StoreのSend

 Sendは、「ミーティング、何時からだっけ?」「今日はオフィスに来る?」というような、職場での短いメッセージのやりとりを想定して開発された。Office 365のOutlookアカウントを使うので、(Facebookメッセンジャーなど)他のメッセージングアプリの相手のユーザー名や携帯電話番号を知らなくてもメッセージを送れる。

 また、独立したアプリではあるが、SendでやりとりしたメッセージはOutlookに統合されるので、後でOutlook内で過去のメッセージを確認できる。また、相手がSendをインストールしていなくても、デスクトップ/モバイルのOutlookで受信/返信できる。

 Sendはユーザーが頻繁にメールをやりとりしている、あるいは最近メールをやりとりした相手を宛先リストの上位に表示する(下左図)。メールと同様に、複数の相手への同報メッセージも送信できる。

 メッセージを送るには、リストで相手をタップし、テキスト入力するだけ(下右図)。画像も送れる。

 send 2 Sendの宛先リスト(左)、メッセージ入力画面(右)

 Sendを開発したのは、Microsoftでモバイル(iOS/Android/Windows Phone)向けアプリ開発に取り組む技術インキュベータープロジェクト「Microsoft Garage」。6日にはiOS/Android向けの投票アプリ「Tossup」(日本では非公開)をリリースしている。

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