WebブラウザのFirefoxがバージョン40にアップデートされ、「Windows 10」を正式にサポートした。脆弱性の修正は「最高」4件を含む14件。
米Mozilla Foundationは8月11日(現地時間)、Webブラウザの安定版アップデートとなる「Firefox 40」をWindows、Mac、Linux、Android向けに公開した。
Windows版は「Windows 10」を正式にサポートした。これまでもWindows 10でFirefoxを稼働できたが、正式にはサポートをうたっていなかった。
Mozillaによると、ユーザーインタフェースに微調整を加え、各要素を大きくし、Webの表示スペースを増やしたという。
また、インストールして最初に起動すると、「Firefoxを既定のブラウザに設定する」ことを促すウィンドウが表示される。
Mozillaは7月、MicrosoftがWindows 10でデフォルトブラウザを同社のオリジナルWebブラウザである「Edge」に設定したとして苦言を呈していた。
Windows 10への対応の他、ユーザーにとって不要あるいは害のある可能性があるファイルをダウンロードしようとすると警告する機能、新規タブにMozillaのお勧めページのサムネイルを表示する機能、ビデオチャット機能「Firefox Hello」でチャット開始時に話題にするWebページのリンクを追加する機能などが追加された。
ダウンロードの警告機能は米Googleの「Safe Browsing」を採用したもの。Googleに自分のファイルダウンロード情報を収集されたくない場合はこちらのページを参考にこの機能を無効にできる。
Android版にもファイルのダウンロード警告機能が追加され、ナビゲーションボタンの長押しで履歴が表示されるようになり、JPEG画像の表示が速くなった。
セキュリティ関連では、重要度「最高」の4件を含む14件の脆弱性が修正された。
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