Mozillaは6月2日(現地時間)、WebブラウザFirefoxの安定版をバージョン38.0.5にマイナーアップデートしたと発表した。
このアップデートで、Firefoxに米PocketのWebアプリ「Pocket」が統合され、ビデオチャット機能「Hello」でWebページの共有が可能になった。
PocketはWeb上で見つけたテキストや画像、ビデオなどを一時保存し、「あとで読む(あるいは見る)」ことができるサービス。これまでもFirefox向けプラグインが提供されており、これを追加することで表示しているページを1クリックで保存できた。Firefoxに統合されたことで、これまで必要だったPocketのアカウントでのログインが不要になった(Firefoxアカウントに保存される)。
Helloは、「Firefox 34」から利用できるようになったWebRTCのビデオチャット機能。「Firefox 35」でチャットルーム機能も追加された。
今回のアップデートで、米MicrosoftのSkypeや米Googleのハングアウトのように、画面を共有する機能が追加された。FirefoxのタブやWebアプリの画面を表示しながらビデオチャットできる。
また、広告などを表示せずに記事やブログ本体を読める「Reader View」がデスクトップでも使えるようになった。ただ、この機能はページ側が対応している必要がある(例えばMediumが対応している)。対応するページをFirefoxで表示すると、URLの右側にReader Viewのアイコンが表示され、これをクリックすると広告や「いいね!」ボタンなどのない状態でコンテンツを読める。
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