さらに、今後は図4に示すように、業務SLA(サービスレベル契約)の確保や資産管理の適正化、IT人材の確保、攻めのITを支援するソリューションを段階的に提供していく計画だ。
これらの4つ支援策を説明したデルのインフラストラクチャ・ソリューションズ事業本部広域営業部長でひとり情シス大学の校長を務める木村佳博氏が、「こうした支援策によって、ひとり情シス担当者に『もう一人じゃない』と伝えたい」と語ったのが印象的だった。
また、清水氏は「当社が提供するひとり情シス向けの支援策は、これからさらに拡充していく。その進捗(しんちょく)については逐次公表していきたい」との意気込みを示した。今後は、管理をはじめとした作業の自動化や、ひとり情シスならではの攻めのITへの取り組みにも期待が高まるだろう。
Dell EMCにとっては、当然ながらビジネスではあるが、今回の支援策でひとり情シスの抱える課題がどれだけ解消されるようになるか。日本企業のIT化の“底上げ”という観点からも大いに注目しておきたい。
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