Microsoftの7〜9月期決算は、「Azure」などの商用クラウド事業が好調で2桁台の増収増益だった。クラムシェル型ノート「Surface Laptop」も好調で、Surface端末の売上高は12%増だった。
米Microsoftは10月26日(現地時間)、2018年第1四半期(2017年7〜9月期)の決算を発表した。「Azure」や「Office 365」などの商用クラウド事業が好調で、2桁台の増収増益だった。
売上高は12%増の245億3800万ドル、純利益は前年同期比16%増)の65億7600万ドル(1株当たり0.84ドル)だった。売上高、1株当たりの純利益ともにアナリスト予測(売上高は235億ドル、純利益は0.72ドル)を上回った。
サティア・ナデラCEOは発表文で「商用クラウドサービスのARR(年間契約金)が同四半期に200億ドルを突破し、2年前に設定した目標を予定より早く達成した」と語った。
好調だったIntelligent Cloud部門は、Azure Computeの使用が前期に続いて前年同期から倍増してAzureの売上高が90%増だった。部門全体の売上高は13%増の69億2000万ドルだった。
LinkedInやOffice、Dynamicsを扱うProductivity and Business Processes部門の売上高は28%増の82億4000万ドルだった。企業向けOffice 365の売上高が42%増と好調。12月に買収完了のLinkedInの売上高は11億ドルとこちらも好調だった。
Windows、ハードウェア、Xbox、検索のMore Personal Computing部門の売上高は、スマートフォンの不調を検索とSurface端末が補い、ほぼ横ばいの93億8000万ドルだった。
Surfaceシリーズの売上高は、「Surface Laptop」が好調で12%増だった。Xboxのハードウェアは減少した。
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