Amazonが、昨年米国でスタートしたAlexaスキルの自作サービス「Alexa Skill Blueprints」で作成したスキルを、誰でも「Alexa Skills Store」で公開できるようにした。ニュースメディアが独自のフラッシュニューススキルを作ったり、ブロガーはテキストベースの自分ののブログを音声で読み上げるスキルを作成、公開できる。
米Amazon.comは2月13日(現地時間)、音声アシスタント「Alexa」のための「スキル」を自作するためのツール「Alexa Skill Blueprints」で作ったスキルをスキルストア「Alexa Skills Store」で簡単に公開できるようにしたと発表した。
Alexa Skill Blueprintsは、昨年4月に米国でスタートしたサービス。プログラミングの知識がなくても、テンプレートを使ってスキルを作成できる。これまでは、個人で使うスキル作成が目的だったが、それを誰でも使えるように公開できる。
Amazonは個人ユーザーだけでなく、企業やブランド、コンテンツクリエイターに対し、顧客にリーチする手段としてSkill Storeを活用するよう勧めている。
例えばフィットネススタジオは、「personal trainer」のブループリント(テンプレート)を利用して独自の会員向け激励スキルを作成できる。
メディア企業は、フラッシュニュースを提供する「flash briefing」のテンプレートで自社コンテンツを流すフラッシュニューススキルを作成できる。
新たに追加された「blog」テンプレートは、WordPress用のAmazon AIプラグインをインストールしているブロガー向けの、ブログ投稿を音声変換してAlexaに配信するためのブループリント。ブロガーは、テキストベースのブログ記事のRSSフィードを生成し、blogテンプレートに追加するだけで、独自のブログ音声配信スキルを作成し、公開できる。
Alexa Blueprintの米国以外での提供の予定は不明だ。
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