データバックアップを“当たり前”のサービスにしたい 中小企業に米国ベンダーの社長が熱い視線を向ける理由

かつてはテープでバックアップしていたデータを、今ではクラウドで保管、回復できる――そんなサービスを提供するのがArcserveだ。これまで大企業や自治体を相手にしてきた同社が今注目するのは中小企業。「数千万ドルの投資をしている」と本社の社長が語る、その理由とは。

» 2019年12月12日 17時40分 公開
[高木理紗ITmedia]

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 データバックアップというと、オンプレミスや仮想環境向けにデータセンターなどに専用のテープメディアやサーバを設置する形が主流だったが、最近クラウドで置き換える動きが進んでいるという。データバックアップ製品を手掛けきた企業の1社であるArcserveも、そうしたニーズに対応するため、2019年にクラウドに注力する製品群を投入した。

 また、データバックアップというと、大規模なデータを持つ組織や大企業などのニーズを思い浮かべがちだ。しかし同社によれば、クラウド型のデータバックアップ製品で開拓したい市場は中小企業だという。一体どういうことなのか。米国本社のトム・シグノーレロCEO(最高経営責任者)に話を聞いた。

実は全世界の取引の4割が日本 ArcserveのCEOが語るデータバックアップ市場

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