企業はDXをどのように進めればよいのか。クラウドインテグレーターのテラスカイが提供する「DX Ready」と呼ぶソリューションに、そのヒントがありそうだ。
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「DX(デジタルトランスフォーメーション)は、それを推進したい企業が自ら取り組むべき変革だ。なぜならば、DXの対象となる業務やビジネスモデルを最も理解しているのは自分たちだからだ」
こう語るのは、クラウドインテグレーターの草分けであるテラスカイの佐藤秀哉氏(代表取締役社長)だ。同社が2020年10月20〜21日に開いた自社イベント「TerraSkyDays 2020 Online」の初日キーノートでのひとコマである。「DXは自ら取り組むべき変革」と同氏が強調するのは、そうでないとDXはうまくいかないと考えているからだという。
同社はDXを「ITを活用してこれまでの仕事のやり方を変え、イノベーションを起こしていくこと」と捉えている。これは自らDXを推進する企業の視点である。その視点に立ち、同社はユーザーに役立つソリューション「DX Ready」を提供している。
DX Readyの内容は、企業におけるDXの進め方を示唆したものともいえる。以下、佐藤氏の説明を基に見ていこう。
DX Readyは「システム」と「体制」の両面からなる。基本的なことだが、企業のDXはシステムと体制の両面で取り組む必要がある。
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