国内エンタープライズインフラ市場、プラス成長への復帰はいつになる?――IDC予測

IDC Japanによると、国内エンタープライズインフラ市場は、コロナ禍の需要低迷期から回復期へと向かう見通しであるものの、2021年は前年比マイナス9.0%となり、2022年にプラス成長に復帰すると予測している。

» 2021年06月07日 07時30分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 IDC Japan(以下、IDC)は2021年6月3日、2025年までの「国内エンタープライズインフラ市場 システムタイプ別予測」を発表した。

 この調査レポートでは、エンタープライズインフラ市場を「サーバ」と、「外部ストレージ(External Storage)」および「増設装置(Storage Expansion)」から構成される「エンタープライズストレージシステム」を合算した市場と定義し、システムタイプ別と配備モデル別(クラウド、トラディッショナル)で予測を行っている。

 また、システムタイプは、事業活動(商取引)や公的機関における公的サービス提供活動の記録や処理を行うシステム「1. SoR(Systems of Record)」、顧客エンゲージメントに関わるシステム「SoE(Systems of Engagement)」と収集データの分析を通してインサイトを得るためのシステム「SoI(Systems of Insight)」を合算した「2. SoE/SoI」、「システム基盤プラットフォーム(SIP:System Infrastructure Platform)」と「機器/装置制御システム(A/DCS:Apparatus/Device Control Systems)」を合算した「3. Other」の3つのカテゴリーに定義し、カテゴリーごとに売上実績を分析している。

コロナ禍で2021年はマイナス成長、2025年までの回復の見通しは?

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