クローズドネットワークでWinActorとServiceNowを連携開始、NTT-ATがアプリ提供開始

NTTアドバンステクノロジは、「ServiceNow Store日本版」で「WinActor Scenario Controller for VPN」の提供を開始した。WinActorとServiceNowの連携により、クローズドな環境の顧客の業務効率化、品質向上を支援する。

[ITmedia]

　NTTアドバンステクノロジ（NTT-AT）は2022年2月2日、「ServiceNow Store日本版」で「WinActor Scenario Controller for VPN」の提供を開始したと発表した。

クローズドな環境でシステムを連携させるツールとは？

　WinActor Scenario Controller for VPNはRPAツール「WinActor」とITプラットフォーム「ServiceNow」を連携させるアプリケーションで、専用線やVPNなどの閉鎖ネットワーク環境を利用しているユーザーを対象とする。

　NTT-ATはインターネット環境を利用するユーザーに向けて「WinActor Spoke for ServiceNow」を2021年3月から提供してきた。WinActor Scenario Controller for VPNは同社が提供する2本目の連携アプリケーションだ。ServiceNowのユーザーインタフェースを使い、閉鎖ネットワーク環境下のWinActorに対して、シナリオの実行指示や実行結果を確認できる。WinActorのシナリオや端末情報もServiceNowで一元管理する。

システム間の連携イメージ（出典：NTTアドバンステクノロジのプレスリリース）

WinActor Scenario Controller for VPNの動作イメージ（出典：NTTアドバンステクノロジのプレスリリース）

　NTT-ATは自社でServiceNowを導入し、社内のサービスオーダー業務の効率化に向けて、同社の基幹システム「SAP S／4HANA Cloud」と、WinActorで開発したシナリオを連携させた。こうした知見を生かしてWinActor Scenario Controller for VPNを開発した。