日立、高可用性と柔軟性を兼備するオープン勘定系パッケージ「OpenStage」を提供開始

日立は、金融機関向けにオープン勘定系パッケージ「OpenStage」を提供開始する。レガシーシステムを抜本的に刷新して、高可用性と強靭性を備え、高効率かつ柔軟なシステムを実現し、金融機関のデジタルシフトとサステナブルな成長を支援する。

» 2022年04月13日 12時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 日立製作所(以下、日立)は2022年4月12日、金融機関向け勘定系システム事業を強化し、オープン勘定系パッケージ「OpenStage」を提供開始すると発表した。ソリューション提供を通して、地域経済や社会を支える金融機関のデジタルシフトとサステナブルな成長の実現を支援する。

Linuxベースのオープン勘定系パッケージ

 OpenStageは、高度な信頼性を備えたLinuxベースのオープン基盤上で稼働する勘定系パッケージだ。日立製作所が静岡銀行と共同開発し、2021年1月に稼働した次世代オープン勘定系システムがベースになっており、静岡銀行での稼働ノウハウとともに提供する。

 1980年代の第3次オンラインシステムの稼働以降、勘定系システムはメインフレーム上で稼働していたが、経年によるシステムの老朽化や肥大化、複雑化、最新技術との接続のしにくさなどが課題になっている。

 OpenStageは、こうしたレガシーな課題を解消するとともに、持続可能な勘定系の実現に向けて内部機能と外部サービスを柔軟かつ迅速につなぎ、タイムリーなデータ連携や利活用を実現するスマートシステムをコンセプトに、勘定系システムにおける業務機能や配置を抜本的に見直し、刷新した。

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