Oracle vs. DB2――仁義なき戦い データベース編
1990年後半、インターネットやJavaの波に乗り、一気にリレーショナルデータベース市場のシェア争いにケリをつけたOracleだが、今、IBMから激しい揺さぶりを受けている。IBMは昨年から、市場調査会社のデータを振りかざし、磐石だったこの市場に「地殻変動」が起こっていることを強調する。さらには、巨人同士の争いで「漁夫の利」を虎視眈々と狙うMicrosoftもいる。企業のIT投資が依然として抑制されている中、仁義なき戦いが繰り広げられているデータベース業界を総力取材する。
新着記事

日本オラクルが10gの戦略的価格を発表、Windowsでもシェア60%奪還を宣言
[国内記事] 日本オラクルは3月3日、Microsoft SQL Serverに照準を合わせたOracle Database 10gの新しい戦略を発表し、Windowsでもシェア60%奪還へ果敢に挑戦する。[3/3 16:24]

Oracle 10g正式出荷、データベース値下げ
[海外記事] Oracleは10gのUNIX版とLinux版をリリースし、エントリーレベルのデータベースの価格をプロセッサ当たり約5000ドルに引き下げた。これはMicrosoftのSQL Server 2000と並ぶ価格。[2/4 09:36]

米HPと米Oracle、サーバクラスタでTPC-Cベンチマークの世界記録を達成
[海外記事] 米HPと米Oracleは、TPC-Cベンチマークにおいて、サーバクラスタ上で1分間に118万4893.38トランザクションという世界記録を達成した。[12/15 23:22]

「i」から「g」へ、ITの未来が一堂に会するOracleWorld Tokyo
[国内記事] 12月17日、「OracleWorld Tokyo」が3年ぶりに帰ってくる。IT市場全体が冴えない中、来場者目標として掲げられたのは「2日間延べ10万人」。目玉は、OracleWorld Tokyoで国内デビューする「Oracle 10g」だ。[12/15 20:10]

東京証券取引所、情報系IT基盤の再構築に向けて日本オラクルと戦略提携
[国内記事] 東京証券取引所は、IT基盤強化プランにおいて日本オラクルを戦略的パートナーとして位置付け、「Oracle Database 10g」および「Oracle Application Server 10g」を利用して、情報系IT基盤の統合・オープンシステム化を推進していく。[12/15 18:21]

NECと日本オラクル、自律型コンピューティング分野で協業
[国内記事] NECと日本オラクルは、自律型コンピューティング分野で協業する。[12/11 22:48]

Oracleがグリッド対応製品をリリース
[海外記事] Oracleは間もなく、新アプリケーションサーバ「Oracle Application Server 10g」をリリースする。年内リリース予定の「Oracle 10g」および来年早々に完成予定の「JDeveloper 10g」と合わせ、グリッド対応が目玉となっている。[12/11 15:28]

日本IBMがオンデマンドを支えるグリッドやオートノミックの先進技術をアピール
[国内記事] 日本IBMが都内で「IBMオンデマンド・テクノロジー・フォーラム2003」を開催した。同社のe-ビジネス・オンデマンド構想を支えるグリッドやオートノミックを担当する米IBMの副社長らが来日し、その最新動向を紹介した。[11/25 18:18]

オラクルとソフトバンクBB、ユーティリティーコンピューティング時代の幕開けを宣言
[国内記事] オラクルとソフトバンクBBは、Oracle 10gとブロードバンドネットワークを組み合わせ、ユーティリティーコンピューティング時代を招来することを宣言した。「いよいよ機は熟した」と孫社長は話す。[11/20 21:31]

DB2 UDB Expressにプロセッサライセンス追加、業界最低価格に
[国内記事] 日本IBMが中小企業向けの「DB2 UDB Express」に利用人数無制限のプロセッサライセンスを導入することを明らかにした。「これでほぼすべてのユーザー数でDB2 Expressが業界最低価格となる」とIBMでは話している。[11/7 22:32]

「これが真のグリッド」──日本IBMがDB2 Dayでオラクルを牽制
[国内記事] 日本IBMが「DB2 Day Autumn 2003」を開催した。今回は、Oracle 10gを強く意識し、「データグリッド」にテーマが絞り込まれた。「データの仮想化は、IBMが長年培ってきた技術。ライバルたちに追従できるのだろうか?」と余裕を見せる。[11/7 22:28]

変貌する商都上海で日本オラクルがセミナー開催、中国事業開発部も本格始動
[海外記事] まるで別次元の世界に迷い込んだかのような国際商都上海。その摩天楼で日本オラクルが「中国ビジネスセミナー」を開催した。特別講演に招かれた松下電工の田中取締役は、売り上げを拡大したければIT投資を惜しむな、と助言する。[10/30 18:38]

Oracleが開発センターを北京に開設、“紅旗”Linuxとの協業を軸に中国政府市場に照準
[海外記事] 米Oracleが中国では2番目となる開発センター「CDC」を北京郊外の中関村に開設した。同センターが取り組むプロジェクトの筆頭には、「Unbreakable Linux」が挙げられ、Red Flag Linuxとの協業を軸に政府市場を狙う。[10/30 00:57]

Interview:Linuxが鍵を握るOracleのグリッド
[海外記事] 顧客企業にローコストコストコンピューティングの基盤を提供したいOracleにとってLinuxは、Intelプロセッサと同様、極めて重要だ。同OSに肩入れする同社でLinuxプラットフォームパートナーを担当するダーゴ副社長に話を聞いた。[10/27 11:27]

Oracle幹部らはグリッドを支える10gの自動管理機能をアピール
[海外記事] グリッドを実現するのに欠かせないのが、管理機能の自動化だ。動的なITリソースの再配置は手作業では不可能だからだ。2日目を迎えたOracleWorld 2003 Parisでロズワット執行副社長らは改善された管理機能をアピールした。[10/23 11:11]

Oracle 10gのグリッドは「現実的グリッド」
[海外記事] OracleWorld 2003 Parisでデータベース製品を統括するロズワット執行副社長がプレスブリーフィングを行った。「企業ではすぐ使えるグリッドが必要。既にコンポーネントもある」とし、Oracleの現実的なアプローチを強調した。[10/23 09:34]

中堅および小規模事業者がOracle 10gを導入するメリットは?
[海外記事] Oracleがパリで開催中のOracleWorld 2003 Parisで中堅および小規模事業者市場へのコミットを明確に打ち出した。東京でも12月には「Oracle Standard Edition」が正式発表されそうだ。[10/22 11:12]

「Unbreakable」から2年──セキュリティへの取り組みはOracleに何をもたらしたのか?
[海外記事] OracleWorld 2003 ParisでOracleのデビッドソンCSOが、セキュリティに対する同社の取り組みをアップデートした。「セキュリティに完璧はない」とするものの、「Unbreakable」の取り組みは同社を変え、顧客の信頼を獲得する効果をもたらしたと話す。[10/22 11:00]

OracleWorld 2003 Paris開幕、「グリッド」が海を渡り欧州へ
[海外記事] 欧州で「OracleWorld 2003 Paris」が開幕した。Oracleが当地でカンファレンスを開催するのは3年ぶり。今回は、新戦略の下でフラグシップ製品が3年ぶりにバージョンアップしたこともあって、欧州各国から約7000人の顧客やパートナーらの来場が予想されている。[10/22 10:36]

Interview:真のデータグリッドを実現するDB2──「オラクルとの戦いに勝算あり」
[国内記事] 日本IBMが11月7日開催の「DB2 Day Autumn 2003」で反撃ののろしを上げる。「Oracle 10gの機能は、既にわれわれがDB2でやってきたことばかり。勝算はある」と意気込む中川氏に話を聞いた。[10/20 02:25]

IBM、DB2 Expressに人数無制限の新料金導入
[海外記事] 米IBMは、中小企業向けのDB2 Expressに、利用人数の制限を設けない料金プランを発表した。[10/19 08:30]

Oracle、シングルサインオン製品発表
[海外記事] 米Oracleは、企業のネットワークとWebサイトへのアクセス権限を管理する「Oracle Identity Management」を発表した[10/17 10:26]

IBM、データインテグレーション技術を買収
[海外記事] 米IBMはデータベース事業強化のため、米CrossAccessからデータインテグレーション技術を買収した。[10/15 10:08]

第8回 オートノミック機能を組み込んだIBM DB2こそ「データグリッド」の先駆け
[国内記事] 「エンタープライズグリッド」をうたうOracle 10gが国内でも正式発表された。しかし、グリッドに最も力を注ぐベンダーの1社であるIBMは、DB2こそ「データグリッド」の先駆けと反論する。[10/14 02:06]

Oracle、中小企業向けデータベース投入
[海外記事] 米Oracleは、インストールと管理ツールを簡素化した低価格版データベース「Oracle Standard Edition」をリリースした。[10/9 19:05]

グリッドの幕開け、Oracle 10gが国内デビュー
[国内記事] 日本でもOracle 10gの戦略が明らかにされた。ライセンス価格は、グローバルな発表待ちとなるが、1月29日から製品出荷が始まる。12月中旬には3年ぶりとなる「OracleWorld Tokyo」を開催し、Oracle 10gを売り込んでいくという。[10/6 17:52]

第7回「DB2 ICEこそ真のLinuxクラスタソリューション」と日本IBM
[国内記事] Oracle9i RACに限界あり、として日本IBMは、リニアな性能向上が期待できるLinux向けDB2クラスタソリューション「ICE」を売り込む。DB2製品を担当する中川氏らに話を聞いた。[9/30 11:04]

日本コンピュウェア、DB2データ管理ツール新バージョンを販売開始
[国内記事] 日本コンピュウェアは、DB2データ管理ツール「File-AID for DB2 R4.6.1J」を販売開始する。[9/29 17:29]

第6回 ISVへの取材「日本システム技術」──今のOracleはわれわれにとって魅力がない
[国内記事] 日本の文教分野でヒットする学校事務統合支援システム「GAKUEN」は、DB2とWebSphereを基盤として開発されている。デファクトともいえるOracleではなく、なぜ彼らはDB2を選択したのか?[9/24 01:12]

日本オラクル、営業支援プログラムのサービスでMIRACLE LINUXを配布
[国内記事] 日本オラクルは、ビジネスパートナー「Member Partner」に配布する製品キットにミラクル・リナックスのLinux OS「MIRACLE LINUX」の製品版を追加する。[9/17 16:41]

Oracle、「ビジネスのためのグリッド」目指しコンソーシアム結成へ
[海外記事] 業界観測筋はOracleの動きは「良いタイミングだ」と評価、「これでアプリケーションの開花に期待が持てるようになる」と語っている。[9/12 12:40]

Opinion:Oracleのエンタープライズグリッドを解体する
[海外記事] Oracleは、新技術「グリッドコンピューティング」を導入しようとしているが、その技術は「オンデマンド」とか「ユーティリティコンピューティング」と呼ばれるものに似ていて、どこが新しいのかがよく分からない。それでも、そのコンセプトは同社の顧客にとっては魅力的なのだろう。[9/11 23:43]

「グリッドはインターネット以来の注目すべき技術」とOracle
[海外記事] Oracleのフィリップス氏は、これまで主に科学や学術界で使用されてきたグリッドコンピューティングにまつわる大袈裟な宣伝・売込みを認めつつも、グリッドのコンセプトが企業に定着する「機は熟した」というOracleの考えを強調している。[9/10 20:54]

基調講演:「10gでビッグサーバ開発競争に終止符を打つ」とエリソンCEO
[海外記事] IBM System 360の発表以来、業界はビッグサーバの開発競争を繰り広げてきたが、エリソンCEOは、「ようやくここにたどり着いた」とし、最終兵器のOracle 10gでビッグサーバの開発競争に終止符を打つことを宣言した。[9/10 15:09]

基調講演:OracleWorld開幕、Oracle 10gが「グリッドの時代」を告げる
[海外記事] 米OracleがOracle 10gを発表し、「グリッドの時代」が到来したことを宣言した。コモディティ化が進むハードウェアとLinuxを組み合わせ、同社戦略の究極ともいえる「ユーティリティーコンピューティング」の実現へ向けて大きな一歩を踏み出した。[9/9 09:32]

第5回 SIへの取材「新日鉄ソリューションズ」──Oracle技術の深度で差別化を図る
[国内記事] エンジニアリングのスキルを蓄積するうえからもOracleにフォーカスを当てた新日鉄ソリューションズ。同社も得意とするOracle9i RACの方向性は時代に合っていて、ほかのデータベースを半歩リードしていると話す。[9/8 23:31]

OracleWorldでベールを脱ぐOracle 10g、真のクラスタから「グリッド」へ進化
[国内記事] いよいよ「Oracle 10g」がベールを脱ぐ──インフラ構築と運用にかかるコストを劇的に引き下げたいOracleは、10gという「パッケージ」ソフトウェアによって真のグリッドへと大きく踏み出そうとしている。システムの複雑化と運用保守コストの増大という企業が抱えるデータセンターの悪循環をOracle 10gは断ち切れるのか。[9/5 19:44]

Oracle、J2EE 1.4準拠開発ツールのプレビュー版を公開
[海外記事] Oracleが待望のJ2EE 1.4に準拠したソフトウェアプレビューキットをリリースした。JavaとWebサービスの相互運用性が大きく前進している。J2EE 1.4は次期「Oracle 10G Application Server」でサポートされる。[9/5 13:11]

IBM、新プロジェクト「Masala」で情報統合ソフト強化へ
[海外記事] IBMは2004年後半、混合スパイスを意味する「Masala」プロジェクトにより、DB2 Information Integratorをさらに強化する。[9/2 18:21]

第4回 IHVへの取材「HP」──Oracleは自社製品のようなもの
[国内記事] 日本HPが販売するDBサーバの95%以上はOracleが搭載されて出荷されるという。つまり、彼らにとってOracleは自社製品のようなものだ。SMB市場に向けたソリューション戦略はこれからだという。[9/1 22:08]