ITmedia NEWS >

SoftEtherを遮断できるのは、開発者本人?ITmedia LifeStyle Weekly Top10

» 2004年01月13日 22時25分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

LifeStyle Weekly Top10 1月4日〜1月10日

1位 「SoftEtherを危険視するのはおかしいです」――19歳の開発者に聞く
2位 HD録画したい人の選択肢
3位 まだ迷っている人のための“ハイブリッドレコーダー選び”
4位 お騒がせ記事を読みながら、今年をふりかえる
5位 “お風呂TV”のススメ
6位 2ちゃんねるへの書き込みやWinMXの利用が制限できる「One Point Wall」
7位 機能のまとめと買い方のポイント
8位 Winnyに参加しただけで摘発も? 〜ACCS
9位 PCを見るほどに視力回復? 謎のソフトの実態は……
10位 ネットアーク、P2Pの現状を報告 最も交換されるファイルは〜

 先週のトップは、「SoftEther」の開発者インタビュー記事。自由度の高い、新しいVPNソフトに、読者の関心も高いようだ。

 記事にも書いたとおり、同ソフトを使えば支店間接続や、リモートメンテナンスなどが容易に実現できる。1月14日からは、通信プロトコルにSSLを全面的に採用した「バージョン 0.50 ベータ3」が配布される予定。これにより、通信の安全性も向上する。

 もちろん、SoftEtherは使い方次第でネットワーク管理者に不利に働くソフトであり、危険視する声も根強い。ただし、開発者である登氏自身は、SoftEther.comのサイトで、以下のような主旨の発言をしている。

 「私自身、SoftEtherの通信を遮断するソフトウェアを開発していきたい。SoftEtherがHTTPS対応になった場合、技術的にどうすればSoftEtherの通信を検出してブロックできるのか、興味がある――」。

 SoftEtherの危険性は、SoftEther開発者本人によって摘み取られるのかもしれない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.