Rec-POT Mの外観は、ちょっとしたデコトラ的雰囲気を醸し出していたRec-POT Sからガラリと変わり、非常にシンプルな印象だ。個人的にはインジケータにも凝りまくっていたRec-POT Sが気に入っていたが、スマートな感じを受けるRec-POT Mのほうが好みだという人も多いだろう。サイズは幅280×奥行き200×高さ35ミリ(脚部・突起部除く)、質量は約1.9キロだ。また、従来機種ではハードディスク容量120Gバイトの「HVR-HD120S」と、240Gバイトの「HVR-HD240S」という2モデルが用意されていたが、今回は160Gバイト搭載モデルのみとなる。
使い方は以前と変わらず、デジタル放送用チューナーのi.LINK端子に接続して連動させる(チューナーを内蔵するテレビやDVDレコーダーも利用可能。対応機種はアイ・オー・データ機器のWebサイトで確認できる)。背面のスイッチでVCR(D-VHS互換)、DISC(ソニー製チューナーなどで専用HDDとして認識可能)の2つのモードを切り替えられるのも従来機種と同様だが、DISCモードにはムーブコマンドの規定がないため、同機能は使用できないという。
ハイビジョンを録画・再生する機器といっても、Rec-POT自体が映像や音声を直接扱うわけではなく、チューナーから流れてきたデータストリームをそのまま記録し、また、そのまま読み出してチューナーへ渡すだけである。そのため、録画時だけでなく、再生時にもチューナーは必須となる。D-VHSなどを接続してムーブを行うには、i.LINKをディージーチェーン(数珠つなぎ)にして複数の機器をチューナーからぶらさげればいい。
メインメニューを見ると、Rec-POTの写真による背景が用意されるなど、雰囲気は大きく変わり、またムーブ機能の追加にともない、インタフェースにも若干の変更が加えられている。タイトルリストでは、録画済みの番組名が並び、選択して再生を実行したり、ロック(保護)をかけられるのは従来と同じだが、画面下部に各ファイルのステータスが表示されるようになった。その中に「著作権」という項目があり、「コピー」という表記の横に○とか×がついている。×がコピーワンス信号つきで放送された番組というわけだ。
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