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» 2004年05月21日 21時51分 公開

夏の新製品にも「ネット機能」と「DEPG」を?〜東芝(2/2 ページ)

[芹澤隆徳,ITmedia]
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 もう一つの新しい機能が、長時間記録モードだ。他社製品でも1枚のDVDに6〜8時間の録画が可能な長時間モードを搭載するケースが増えているが、RD-XS33にも平均1MbpsのVBR記録を行う「MN1.0」モードが用意された。

 MN1.0モードでは、ディスク1枚に最大8時間、160Gバイトの内蔵HDDなら最大約284時間の録画が可能になる。もっとも、MPEG-2としては情報量がかなり少なくなるため、画質に対して過度の期待は持たないほうがいいかもしれない。「動きをあまり伴わない番組を、たくさん録画する人には向いている」(同氏)。

 ただし、RD-XS33の長時間モードには、他社製品にはないメリットがある。それは、「MN1.0モードでも、音声にリニアPCMを使える」という点だ。他社製品でもリニアPCMに対応したものは多いが、SP(DVD1枚に2時間)もしくはXP(同1時間)モードのときにしか選択できないケースがほとんど。

 「たとえば音楽番組など、音重視のコンテンツを録りためたいときに便利だろう。使い方はユーザー次第で広がる。うまく使ってほしい機能の1つだ」(同氏)。

夏モデルに「DEPG」は?

 「ネット de ナビ」を持たないRD-XS33の場合、録画予約は手入力か「Gコード」となり、やはり電子番組表が搭載されなかったのは少々残念。とくに東芝の場合は、「RD-X4」の「機能拡張キット」にあわせ、独自の電子番組表「DEPG」を始めたばかり。コストの問題はともかく、今後は下位機種への導入も期待される。

 青山氏は、「ユーザー層が広がると、どうしても“アンテナだけつないでもダメなんでしょ?”と言う人が増えてくる。ネットワーク機能が購入の障壁になるというのは事実だ。しかし、DEPGは多チャンネル対応と情報量の多さで圧倒的に便利。使い勝手の良さがわかれば、“接続の壁”を乗り越えてくれるのでは」として、今後の方向性を示唆した。

 「電子番組表には、G-GuideやADAMSという選択肢もあるが、広告表示や対応する放送といった面で制限が多い。一方、多チャンネル時代には一覧性が重要になるが、地上波を使うEPGでは今のところ難しい。ならば、ということで作ったのがDEPGだ」。

 気になるのは今後のラインアップだが、「少なくとも最上位のXシリーズは、オリンピック商戦のタイミングでは出ない」(同氏)という。エントリーモデルには既に「RD-XS33」が加わっているため、現在の「RD-XS35/41」にあたるミッドレンジ機がモデルチェンジされるのでは、と予想される。

 独自路線を歩む東芝が、夏商戦をどう戦うのか。まずは“夏モデル”の発表に注目が集まりそうだ。

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