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» 2004年07月02日 19時34分 公開

DVDレコーダー販売ランキング(2004年6月21日〜27日):“VHS一体型”大人気のなぜ?

VHS一体型のDVDレコーダーが元気だ。松下「DMR-E150V」が3位に浮上し、東芝「D-VR1」が8位にランクイン。やはりトップ10に4機種が名を連ねた。その人気の理由を、データ提供元のGfK Japanに分析してもらった。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 VHS一体型のDVDレコーダーがますます元気だ。今週は、松下「DMR-E150V」が3位に浮上し、東芝「D-VR1」が8位にランクイン。やはり4機種がトップ10に名を連ねている。その人気の理由を、データ提供元のジーエフケー マーケティング サービス ジャパン(GfK Japan)に分析してもらおう。

順位 前回 メーカー名 型番 発売年月日 標準価格
1  1 松下電器産業 DMR-E85H 2004/4/1 オープン
2  2 ソニー RDR-HX8 2003/11/21 オープン
3  8 松下電器産業 DMR-E150V 2004/6/21 オープン
4  6 ソニー RDR-VD60 2004/4/1 オープン
5  3 パイオニア DVR-510H 2003/10/1 オープン
6  4 松下電器産業 DMR-E95H 2004/5/10 オープン
7  7 ソニー RDR-HX6 2004/4/1 オープン
8  14 東芝 D-VR1 2003/12/1 オープン
9  5 東芝 RD-XS32 2003/12/1 オープン
10  9 松下電器産業 DMR-E75V 2004/4/21 オープン

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

 VHS一体型DVDレコーダーの先駆けは、2003年春に松下電器産業が投入した「DMR-E70V」。実に先週までランクインしていたロングヒットモデルだが、「発売当初、松下側もあまり売れるとは考えていなかった」という。

 しかし、蓋を開けてみたら大人気。「DVDレコーダーに買い換えたいが、VHSの資産がたくさん残っている。それを捨ててまで移行できないユーザーにとって、一体型は“うってつけ”の商品だった」(GfK Japan)。実際、昨年はかなりの長期間にわたり、E70がランキングトップの位置を守っていた(関連記事)。

 メーカーにとっては嬉しい誤算だが、売れると分かったら他社も黙ってはいない。シャープ、ソニー、東芝といった大手メーカーが、軒並みVHS一体型DVDレコーダーを投入した。とくにソニーは、いったん手を引いたかのように見えたものの、再参入の形で4月に「RDR-VD60」を発売。一方、松下やシャープは“HDD&DVD&VHS”の3 in 1タイプを投入し、中でも松下の「DMR-E150V」は、先週8位から今週3位にジャンプアップしたほどの人気ぶりを見せている。

 もっとも、ユーザーはVHSで“録画する”ことを目的としているわけではないようだ。たとえば、自分で録画したテープなら、DVDへダビングしてコンパクトに残すことも可能だが、VHSパッケージソフトの多くはコピーガードのためダビング不可。むしろ「再生専用機」としての色合いが強いとジーエフケーでは指摘している。

 「少なくとも、VHSに対するニーズはまだ萎んでいない。過渡的な需要と思われがちだが、VHSビデオデッキも依然として相当数が販売されている。ハイブリッド型DVDレコーダーとともに、VHSデッキも長期間にわたって市場に残っていくのではないか」(GfK Japan)。

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