ダビングを機能面から見ると非常にシンプルだ。録画済みの番組、プレイリストを複数指定したダビングが可能だが、ファイナライズ時に自動作成されるメニューはデザインが固定されている。基本は押さえているものの、あまり凝った方ではない。なお「録画予約オートカット機能」はプレイリスト機能の中で実現されているので、自動CMカット機能を使った番組をそのままダビングすることも可能だ。
画質劣化がなくダビング中にも予約録画が行える高速ダビングは、HDDからDVDへのダビング時のみ可能。高速ダビング中に録画済み番組の再生や手動録画は行えない。この点はちょっと注意が必要だ。
また、DVR-HE700自身で録画した、あるいはダビングしたDVDメディアでも、ファイナライズ後はDVDからHDDへのダビングは行えない。ダビングは基本的にはHDDからDVDへの片方向と思った方が正解だろう。
DVD-R、DVD-RWともにファイナライズ前であれば追加でダビングが行えるが、一度ファイナライズしてしまうと、DVD-RWメディアでもファイナライズ解除が行えない。さすがにDVD-VR形式でファイナライズ解除が行えないのは不便な気がする。
また、ダビングにどれだけのファイルサイズが必要なのか、プレイリスト選択時に分からないのもちょっと面倒だ。選択を終了し、録画モードの設定画面に移ったあと、録画モードに応じたファイルサイズが把握できるようになるのだが、高速ダビングを中心に利用する人には不便。選択画面にもファイルサイズ表示が欲しいところだ。
録画時には5/10/15分おきに自動チャプター設定も可能だが、ダビング時に反映されるのはDVD-VR形式の場合のみ。DVDビデオ形式では、DVDメディアに直接録画するときだけ、自動でチャプター設定が行える。
なお、同機の場合はファイナライズ中でも予約録画が実行される。高速ダビング中の予約録画は可能でも、ファイナライズ中は不可能という製品が多い中では珍しい。
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