アイブリッジは11月9日、同社が提供するインターネットリサーチサービス「リサーチプラス」において実施した「旅行におけるインターネット利用」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査対象はインターネットユーザー300人(男性155人、女性154人)。
これによると、昨年の調査結果同様に9割以上の人が、国内旅行を計画する際の情報収集にインターネットを利用していることがわかった。
複数回答形式で利用する情報形態をたずねたところ、1位は「旅行関連情報を扱うWebサイト」(67.8%)で、次いで「ネット上の掲示板やチャット、メーリングリストなど」(13.1%)という結果だった。一方で、5.2%の人は「ネットからは情報収集しない」と回答しており、その理由は、昨年が「雑誌/チラシから情報入手」という答えが多かったのに対して、今年は「行く人と相談しながら決めたい」「旅行自体しない」という声が目立ったという。
ネットを介して情報収集を行うと回答した人のうち、「その後、オンライン予約または購入をしたことがある」のは、昨年より若干減少して68.9%だった。
実際に予約または購入した人の内訳は、もっとも多いのが「宿の予約をしたことがある」(41.8%)で、次いで「宿と鉄道・航空チケットやレンタカーの予約・購入をしたことがある」(16.8%)、「鉄道・航空チケットやレンタカーの予約・購入をしたことがある」(10.4%)だった。
「オンラインでの予約・購入経験はない」と回答した人の理由としては、昨年同様「直接にせよ電話にせよ、口頭で伝えなければ心配」という意見がもっとも多かった。
オンライン約経験者が宿泊予約によく利用するサイト(複数回答形式)は、「楽天トラベル(旧旅の窓口含む)」(21.7%)、「じゃらん」(17.9%)、「Yahoo! トラベル」(11.6%)、「JTB」(11.0%)、「トクー!」(8.1%)など。
また、オンラインで宿泊先を予約する最大の理由は、「施設の空き状況がその場で確認できる」(36.0%)が首位となり、「24時間いつでも予約ができる」(32.3%)、「割引などで安く予約できる」(25.6%)、「検索機能などにより自由に宿を探せる」4.9%(8名)、「施設の画像や動画がみられる」(1.2%)と続き、昨年の調査とほぼ同じ傾向を示した。
最後に、オンラインで宿泊先を予約した際の不安要素やデメリットを自由意見でたずねたところ、昨年同様に「オンラインで申し込んでも結局電話をしなければ不安」「本当にとれているかどうか不安だった」といった意見が多く挙げられたほか、今年は「部屋や料理、お風呂などについて、写真のイメージと実物が合うかどうかが不安」という意見も見られたという。
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