東芝は2月9日、VHSとHDD(もしくはDVD)に2番組を同時に録画できる“3 in 1”タイプのDVDレコーダー2機種を発表した。「RDシリーズ」としては初めて「野球延長&ドラマ最終回延長対応機能」を搭載。3月上旬から順次発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では160GバイトHDD搭載の「RD-XV34」が8万5000円前後、250GバイトHDD搭載の「RD-XV44」は10万円前後で販売される見込みだ。
製品名 | RD-XV44 | RD-XV34 |
---|---|---|
HDD容量 | 250Gバイト | 160Gバイト |
光学ドライブ | DVD-R/-RW/RAM(マルチ)☆2☆ | |
チューナー | 地上アナログ×2☆2☆ | |
EPG | WEPG(iNET&ADAMS)☆2☆ | |
スカパー!連動 | ー☆2☆ | |
野球延長・ドラマ延長 | ○☆2☆ | |
本体サイズ | 430(幅)×336(奥行き)×58(高さ)ミリ☆2☆ | |
重量 | 7.8キロ☆2☆ | |
価格 | オープン☆2☆ | |
発売日 | 3月中旬 | 3月上旬 |
ADAMSとiNETを利用する「WEPG」がVHS予約をサポートした。1つのEPG画面でVHSとHDD(もしくはDVD)への録画予約をシームレスに行える。
さらに、野球放送やドラマの最終回など延長の可能性がある番組をEPGのデータからチェックし、放送時間枠に合わせて録画終了時刻を自動延長してくれる機能を搭載した。
ただし、ADAMSのみを使用している場合は、19時から21時という時間帯を含む「野球」に対してのみ有効だ。これは、番組表から「野球」の文字を拾い上げて延長をセットする仕様のため(番組ジャンルは「スポーツ」もしくは「野球」)。延長時間は、30分/60分/120分のうちからユーザーが設定できる。
一方、iNETを使っている場合は、ジャンルや時間帯に依存しない。毎週録画の番組に対しても動作するため、連続ドラマなどの録画にも便利だ。また、iNETサーバから番組放送時間の情報を取得し、10分から120分まで10分単位で延長時間を自動設定してくれる。「全ジャンル、毎週予約に対応しているのは業界初。WEPGのiNETを利用していれば、最強の延長録画機能といえる」(東芝)。
HDD、DVD、VHSの各メディア間で“6WAY”のダビングが可能だ。手順は「簡単ナビ」からダビングメニューを選ぶだけ。VHSテープ1本を1枚のDVDにぴったり収まるようにする「一枚分ぴったりダビング」をはじめ、HDD-DVD間の高速ダビングや画質指定ダビングなどの機能も備えている。
RD-XV34/44では、VTR、HDD、DVDを「極力並行して扱うようにした」点も特徴だ。たとえば、本体の操作ボタンは1つにして各メディアを切り換えて使用するスタイルを採用したほか、前述のようにEPGの予約画面を統一。予約一覧画面でも3つのメディアに対する予約が同居する形にした。「映像出力も、すべての映像をD端子から出力できる。より高次元の3 in 1を目指した」(同社)。
このほか、「ネット de ナビ」などのネットワーク機能は従来モデルと同じ。ただし、「ネット de ダビング」はサポートしていないという。
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