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“CDラジオ”の外観からハイエンド音響〜BOSE「Wave Music System」(2/2 ページ)

» 2005年02月10日 00時25分 公開
[西坂真人,ITmedia]
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 また、今回新たにMP3オーディオもサポート。CD-R/-RWに記録したMP3データを再生できるほか、IDタグ情報にも対応(英数表記のみ)しており、本体に搭載のディスプレイでタイトル/ジャンル/アーチスト名などを表示することができる。

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 本体サイズは368(幅)×219(奥行き)×106(高さ)ミリで重さは約3.9キログラム。本体にAM/FMチューナーを内蔵。CDドライブユニットは、新たにスロットインタイプを採用。本体にはボタン類をいっさい装備せず、デザイン性を重視。操作は付属のリモコン(大/小2個が付属)ですべて行えるようになっている。

photo スロットインタイプのCD部
photo 付属のリモコンは大/小2個が標準で付属(米国では大リモコンはオプション)

 背面の入出力端子は、ウェーブガイドの音響エリアを広くするためにRCAピンプラグからミニプラグに変更された。また、従来製品にはなかったヘッドフォン端子も装備。将来の機能拡張に対応する「ボーズリンク」端子も備えている。

photo 背面の入力端子

 そのほかバッテリーレスで48時間のシステムバックアップがおこなえるほか、低音過多なラジオ音声を補正するスピーチEQ(トークモード)、目覚まし代わりのタイマーによるオートプレイで、鳴り出し時に徐々に音量が上がっていくソフトスタート機能も備えた。

 「製品開発の目標は性能(Performance)、優しい操作性(Simplicity)、すっきりしたデザイン(Elegance)の3つ。箱を開けてすぐに素晴らしい音を楽しんでもらいたい」(カーバハル氏)

photo 同社のフラッグシップモデル「901シリーズ」との比較試聴も行われた。音の解像感や広がりはさすがに901シリーズに軍配が上がるものの、ホルンなど管楽器のサウンドは901シリーズに負けないぐらいの音質となっていた。比較デモでは管弦楽系のサウンドばかりだったが、この分野に限って言えば確かにハイエンドスピーカーに匹敵するサウンドを奏でてくれる。もちろん、CDラジカセやミニコンポの音とは雲泥の差だ。
photo 「当初はあくまでもWaveRadio/CDの後継というカタチだったが、最終的な名前を決める3カ月前にこの901シリーズとの比較試聴を行ったところ、予想以上の音質に驚愕した。われわれは相対的な比較をするためだけに901シリーズとの聴き比べを行ったのだが、これなら家にあるメインのシステムのかわりとなると確信。もう“CDラジオ”という名前はふさわしくないということで、Wave Music Systemという新名称が必要となった」(カーバハル氏)
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