iPod vs 音楽ケータイ
ポータブルプレーヤーとして音楽ケータイを検証する(2/5 ページ)
CDからSonicStageのライブラリにリッピングをするか、SonicStage上からもアクセスできるMoraで楽曲を購入したのち、W31SをPCに接続、画面上部右の「音楽を転送する」を押せばセットしたメモリースティックに楽曲を転送できる。W31Sはマスストレージクラスにも対応しているが、接続時には本体液晶にデータ通信モードかマスストレージ接続モードかを問われるダイヤログも出現するので、接続や転送に関する操作で戸惑うことはない。SonicStageからはアルバム単位の転送のほか、自分で作成したプレイリストも転送可能だ。
SonicStage自体はATRAC3plus/ATRAC3/WAV/MP3/WMAの再生に対応しているが、W31Sが再生できるのはMagicGate対応のメモリースティックDuoに暗号化して保存されたATRAC3のみとなっており、ATRAC3plus/WAV/MP3/WMAについてはSonicStageで変換した後に転送することになる。
CDリッピング時のデフォルトコーデック/ビットレートはATRAC3 132kbpsだが、ATRAC3 66/105kbpsやATRAC3plus 48/64/256kbpsに変更することもできる。ビットレートの変更はW31Sへの転送時にも可能となっており、高ビットレートでHDDに保存しておき、W31Sへの転送時にはビットレートを下げてメモリースティックの容量を節約するといったことが行える。
着うたフルはauの携帯電話ならではの楽曲入手方法で、端末内で購入からリスニングまでが完結する簡便さが魅力。配信楽曲のコーデックはHE AAC/48kbps。単純にビットレートだけを取り出せば低い数値といえるが、試聴してみた限りでは自分でCDリッピングしたATRAC3 132kbpsと比べても遜色ない音質であるように感じる。
W31Sの楽曲入手機能は、NW-E405/407(レビュー)やNW-HD5(レビュー)など、SonicStageをライブラリに使用するソニー製のデジタルオーディオプレーヤーとほぼ変わらず、着うたフルを活用できる分だけ、手軽に最新曲を入手できる利便性がある。
しかし、実装されているソフトウェアの問題で、音楽再生については128MバイトまでのメモリースティックDuoまでしか対応していないのには不満が残る(写真やムービーについては1GバイトのメモリースティックDuoまで対応している)。着うたフルについては本体メモリ(18Mバイト)に保存するので、正確には音楽プレーヤーとしてのメモリ上限は128Mバイトではないが、SonicStageで標準のビットレートであるATRAC3 132kbpsで楽曲を転送すると、約CD 2枚分しか転送できない。512Mバイトや1GバイトのメモリースティックDuoが発売されていることを考えると、改善を望みたい点だ。
iPodの楽曲インポート方法はおなじみのiTunesで、CDリッピング時にはエンコード形式をAAC、MP3、AIFF、AppleLossless、WAVから選ぶことができる。iPod本体が再生できるファイル形式も同様だが、加えてプロテクト付きAAC(iTunes Music Storeでの配信形式)もサポートされる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Excel、40年続く原則を変更へ 1個のセルで複数の値を扱う新機能
-
2
「タイムズカー」会員情報約660万件漏えい 運転免許画像など 不正アクセスで
-
3
日本郵便に不正アクセスか 国際郵便の「調査請求Web受付」を停止、原因は調査中
-
4
Geminiの「Gem」廃止へ、11月17日から「スキル」へ刷新
-
5
“期限切れクレカ”を蘇らせ、不正にタッチ決済する「ゾンビカード攻撃」 米研究チームが検証
-
6
Ankerの回収対象モバイルバッテリーで発火事故 25年度も7件、消費者庁が注意喚起
-
7
IIJ、新人エンジニア向け研修教材を無料公開 Web技術の基礎から生成AI活用まで20講義超
-
8
クリスタ素材非公開、セルシスに詳しく聞いた 「英国政府とは無関係」……決済事業者は?
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
レゴランド・ジャパン・ホテル、外部予約サービスへの不正アクセスで個人情報漏えいか 予約1557件分に影響
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR