Gfk Japanのランキングなどを見ると、最近はフラッシュメモリタイプのデジタルオーディオプレーヤーに人気が集まっているようだが、価格容量比や音楽ジュークボックス的な便利さを考えれば、まだまだHDDタイプに分がある。
iPod Mini(4Gバイト)ならば1Mバイトあたりの価格は約5.2円で、NW-HD5(20Gバイト)ならば約1.6円だ(1Gバイト=1000Mバイト、価格はITmedia Shoppingでの平均販売価格で計算)。フラッシュタイプの中では安価なiPod Shuffle(512Mバイト)でも1Mバイトあたりの価格は約20円なので、コストパフォーマンスの差は明らかだ。
純粋に容量を比べてみても、HDDタイプは少ないものでも4Gバイト、多いものでは60GバイトのHDDを搭載しており、1万曲以上の音楽を持ち運べる。自分のCDライブラリを丸ごと持ち運びたい場合には、必然的にHDDタイプを選択することになるだろう。駆動時間についても、NW-HD5は約40時間連続再生可能と群を抜くほか、その他の製品も省電力機構の改良が進んでおり、日常で使う範囲内では電池切れを心配する必要はない。
またHDD内蔵ゆえの本体の大きさを利用し、各製品ともある程度の画面サイズを持った液晶ディスプレイを搭載しており、状態の把握がしやすい。加えて、iPod Photoやgigabeat F、H10、YH-820MCBなどのカラー液晶を備えた製品では、デジカメ画像など静止画の表示に対応しているほか、iAUDIO X5ではMPEG-4の動画再生までもサポートしている。こうした音楽再生だけにとどまらない楽しみ方を提案しているのも、HDDタイプのならではのポイントといえる。
新しいiPod photoはPCなしでデジカメからの取り込み&プレビューできる機能がサポートされたほか、HDD容量も30Gバイト/60Gバイトの2種類が用意された。
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