動画はMPEG-4形式(ビデオコーデック=ISO MPEG-4 Video V1、オーディオコーデック=IMA ADPCM)のASFファイルで記録され、解像度はTV/HQ(640×480)、TV/S(352×288)、Web/HQ(320×240)、Web/S(176×144)の4種類。640×480の場合で毎秒最大11フレーム、320×240であれば毎秒最大30フレームでの撮影が可能だという。
製品パッケージを開けると、意外と豊富なアクセサリー類が付属している。USBケーブル、AVケーブル(外部テレビ出力用)、ストラップのほか、三脚や携帯用ポーチまで入っている。さらに、この製品はMP3再生機能も搭載しているため、ステレオイヤフォンも添付ずみだ。取扱説明書は英語版だが、上海問屋の製品購入ページから日本語版のPDFがダウンロードできる。
最初、何も考えずに製品を起動したら、ウムラウトつきの文字が表示され、ちょっとビックリ。デフォルトでは、メニュー表示がドイツ語なのだ。言語設定を探し出すのにも苦労したが、あとから日本語版説明書PDFを確認したところ、冒頭にこの対処方法がきちんと画面つきで説明されていたので問題はない。また、初期設定ではテレビ出力がPALなので、これもNTSCに変更しておく。
サイズは123×47×67ミリで、重量は約210グラム。電源には単三形乾電池4本を使用するので、撮影時重量は300グラム程度となる。付属のアルカリ乾電池を利用した場合、約30分のビデオ撮影が可能だ。
本体は、全体にシューティングタイプの家庭用ビデオカメラを意識した構成といえる。270度回転が可能な2.0型TFT液晶を左側面に配置し、手前には撮影開始ボタンのほか、設定メニューの操作用ボタン(カーソル、MENU、ENTER)も用意。さらに、上面にはズームレバーとシャッター(静止画撮影ボタン)もある。
ズームはデジタル最大4倍なのだが、本当に画像処理レベルのもので、しかも、滑らかに動作するのではなく、カクカクと0.2倍ずつ拡大縮小される。まあ、製品の位置づけを考慮すると、動画撮影中でもズームレバーが利用可能なこと自体、たいしたものといえるが……。
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