4位 3.8型液晶の美しさと80Gバイトの安心感――携帯型ストレージビューワ「P-4000」
7位 HDMI端子と充実したPC入力が魅力の32型液晶テレビ、アイ・オー「FTV-320H」
9位 エバグリの学習リモコン「EG-LR500F」でカスタマイズにハマる
10位 快適PC作業だけでなくTV観賞もお任せ――24型WUXGA液晶モニタ「SyncMaster 242MP-R」
先週も相変わらずiPod関連記事がトップの座を射止めた。PVを集めるのは喜ばしいことだが、そろそろほかの記事に譲ってくれないと、このコーナーのネタに困ってしまう。それはともかくとして、先週のランキングで3つの記事がランクインした低価格32V型液晶テレビを取り上げたい。
最近、売れ筋の32V型を中心として、液晶テレビに新しい風が吹いているのは周知の通り。2005年に入ってから他業界の新規参入が相次ぎ、10万円台前半の製品が続々と登場した。夏にイオンが“10万円液晶テレビ”で話題になったかと思えば、秋になるとユニデンがHDMI搭載で12万円台のテレビを投入。最近ではノジマやZOXが9万9800円の製品を発表して話題になっている。ほかにも、PC接続やP in P機能を充実させたアイ・オー・データ機器やイーヤマ販売など、単に“低価格”というだけで一括りにはできない状況だ。
一方、大手家電メーカーは高付加価値製品へと軸足を移しつつある。たとえばシャープは37型、ソニーは40型など“さらに一回り大きな製品”を主力に据えた。また日立製作所のハイビジョン録画機能や東芝のネットワーク機能など、さまざまなアプローチで差別化を図ろうとしている。もちろん価格競争が激しい市場を諦めたわけではなく、低価格モデルをラインアップしたり、旧モデルを利用して“価格に敏感”な層を取り込もうとしている点も見逃せない。たとえば“ソニーパネル”搭載の「BRAVIA」を全面に押し出しつつ、カタログの片隅に「ハッピーベガ」が残っているといった具合だ。
ユーザーにとっては価格面と機能面の選択の幅が広がっているわけで、基本的には歓迎すべき状況といえるだろう。ただ、単に価格を追うだけではなく、その製品のスペックや性能が自分のライフスタイルに合うものかどうか見極める必要が出てくる。分かりやすいところでは、パネルの解像度やデジタルチューナーの搭載/非搭載、HDMIを含む入出力端子の数など。そして分かりにくいところでは、スケーラの性能を含む“画質”や操作性。ITmediaライフスタイルでは、そのあたりにも着目して製品を順次レビューしていくので、今後も注目してほしい(これがいいたかった……)。
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