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理想のデジカメスペック、その実力は?――リコー「Caplio R3」レビュー(2/5 ページ)

» 2005年11月18日 13時12分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

リコーならではのADJ.ボタンは便利

デザイン上のポイントはボディの右側が微妙に手前に湾曲していること。微妙だが結構いい感じ。グリップ部の出っ張りはないが不安定さはない。右端に手ブレ補正オン/オフボタンがある
シンプルな正面図。内蔵フラッシュの横にはパッシブAF用の窓が付いている。シャッター部が微妙に盛り上がっている
背面図。再生モード。モニターは2.5型だが11.5万画素とやや粗く、発色やコントラストも普及クラスレベル。ディテールを見るときは拡大が必須

 さてボディは上から見ると分かるが、なかなか凝った形状だ。微妙にグリップ側が湾曲している。グリップ部は特にでっぱりもないが、この湾曲のおかげで結構持ちやすい。

 ただ光学ファインダーはなく2.5インチの液晶モニターのみなので、200ミリの望遠となると結構ブレやすい。手ブレ補正がついていても望遠では気をつけねばなるまい。そのモニターは11.4万画素。

撮影時の背面。モニター右下にある「手ブレ」アイコンが手ブレ補正が働いているときのマーク。右上に縦長のズームボタンがある。十字キーは円形で、上がシーンモードに割り当てられている。ADJ.ボタンで露出補正などをすばやく切り替えられる
手ブレ補正ボタンを押すと、手ブレ補正オン/オフが切り替わる

 液晶モニターの右に撮影モード切替、再生、ADJ.ボタン、セルフタイマー/削除、ディスプレイ、そして中央にメニュー/OKボタンがある円形の十字キーが並ぶ。ズームボタンは左右ではなく上下に並ぶ。左右に配置した方が親指の動きが最小限で済むため扱いやすいと思う。なぜこうしたのか気になるところだ。

ADJ.ボタンを押すとこのように専用のメニューが表示される。露出補正とWBはデフォルトで、さらに2つ追加が可能。マクロモード時は一番右にAFスポットの位置を動かす機能が使える

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