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いつでもポケットに写真の楽しみを――リコー「GR DIGITAL」レビュー(5/5 ページ)

» 2005年11月28日 03時05分 公開
[小山安博,ITmedia]
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作例

photo 細部の描写はやや厳しいが、しかしおおむね満足いく写り。見た目に近い素直な色味だ
photo 空との境界のハイコントラスト部がつぶれてしまっているが、手前の鳥たちはよく描写されている
photo 画面内に強い光源があるが、フレアも出ず、暗部まできちんと描写されている。空の青みも自然。暗部はざらつきが見えるが許容範囲
photo マクロは1.5センチまで近寄れる。ピントもしっかりしており、背景のボケも自然だ
photo マクロ撮影ではあまり近寄らず、被写体をクローズアップして写すといい。マニュアル露出モードでプラス補正をしている。落ち着いた描写だが、思ったよりも白飛びする部分が少なく、ダイナミックレンジはそれなりにありそう
photo 花に露出を合わせたので、バックの木々の描写は破綻しているが、写真の主題部分ではないのでこのあたりは割り切っていいだろう。暗部もそれなりに描写されている
photo 効果を明確にするために、コントラスト/シャープネス/色の濃さをいずれも最大の+5に設定。絵画のようなかなりどぎつい色彩になったが、これはこれでシーンによっては有効だろう。
photo オプションのワイコン「GV-1」を使った撮影。21ミリならではの迫力のある写真が撮れる。画面右上に太陽があり、強い逆光のためフレアが発生している。個人的な印象では、GV-1を装着した方が逆光には少し弱そうだ。ちなみにGV-1にはゴム製のフードが付属する。この写真では使っていないので、そのせいもあるかもしれない
photo コンパクトで持ち歩きがまったく苦にならないので、ふと気づいた風景を手軽に撮影するのに適している。写りの結果もだいたい満足できる
photo GV-1による室内撮影。広角21ミリならではのダイナミックな空間の描写が魅力。さすがにゆがみは大きいが、不自然なほどの妙なゆがみは感じない
photo 28ミリと21ミリの撮影範囲の違いを比較。こちらは28ミリ
photo こちらが21ミリ
photo ISOオートで撮影。ISO感度は154で、シャッタースピードは1/10秒なので、もう少し増感してもいいように感じる
photo ISO1600での撮影。ノイズも多く、ディテールの描写も怪しくなるが、ISOオートでは1/10秒だった状況で1/80秒までシャッタースピードが稼げたので、フラッシュが使えず、手ブレ・被写体ブレを避けたいような場面では十分に使える。ほかのコンパクトデジカメと比べてもノイズは多くなく、むしろISO1600にしては少ないといえるだろう
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