Powershot S80の一番の特徴というか、前モデルに比べた進化点はユーザーインタフェースにある。
だいたいこのクラスのコンパクト機はほとんどの操作が十字キー。メニューを出して十字キー。ボタンでモードを切り替えて十字キー。凝った撮影をしたい人にはこれがなかなかイライラさせるのだが、コンパクト機でダイヤルを装備してるのはリコーの「GR DIGITAL」など一部のモデルのみ。
でもPowershot S80は実に快適でスマートな解決を見せてくれた。背面に小さなドーナッツ型の十字キー兼用ホイールをつけたのだ。iPodのクリックホイールを小さくしたようなものと思えばいい。もちろんホイールはちゃんと物理的に回転するタイプ。
親指でくるくる回すホイールの上下左右にスイッチが入っていて、回すとダイヤル、押すと十字キーなのである。
絞りやシャッタースピードは当然ダイヤル。ホイールの周辺に4つのボタンがあり、露出補正ボタンを押すとダイヤルで露出が補正できる。MFもMFボタンを押してダイヤル。FUNCメニューでもホイールが働くので、FUNCを押してメニューを出し上下キーで項目を選んだらくるくる回す(左右のキーでも可能)。もちろん再生時のコマ送りにも使える。
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