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静かに製品発売へと歩みを進めるBD陣営2006 International CES(2/2 ページ)

» 2006年01月07日 01時53分 公開
[本田雅一,ITmedia]
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photo ソニー・コンピュータエンタテインメント アメリカ社長兼CEOの平井一夫氏

 平井氏は、「PlayStationの歴史は光ディスクの歴史とともにあった」と切り出し、PlayStationがCDドライブを搭載してゲームの世界が変化し、DVDを搭載したPlayStation 2でエンターテイメントの幅が広がったとアピールした。「PS2の発売当初、DVDを使用したゲームソフトは少なかったが、今では95%のゲームがDVDで提供されている。当初、BDの容量を必要とするゲームは一部だろうが、アクセス速度の向上も含めて採用例が多くなるだろう」。

 BDへのタイトル供給を発表していた映画スタジオによるコンテンツは、前日に各社が発表。Warner Brothersも同日に明らかにしていたが、このイベントの中でも改めて紹介した。

 Disney(Buena Vista Home Entertainment)からは「キル・ビルVol.1」「英雄(ヒーロー)」「ラダー49」「ダイナソー」など、ライオンズゲートは「ターミネーター2」「ランボー」「SAW(ソウ)」など、Sony PicturesとMGMからは「フィフスエレメント」「ラバーズ」「デスペラード」「ステルス」「ラストワルツ」など、そしてFOX Entertainment Groupからは「アイスエイジ」「リーグ・オブ・レジェンド〜時空をかけた戦い〜」などがリリースされる。

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 またHD DVDとBDの両方にタイトルを供給するWarnerとParamountに関しては、HD DVDと全く同じものを並べた。ほかにも音楽出版社からもいくつかの音楽ビデオタイトルが発表されている。

 さらに日本向けのみのタイトルもある。TBSが「エアー」を、「スチームボーイ」をバンダイビジュアルが発売。イタリア映画の「ニューシネマパラダイス」も、日本でのみアスミックエースエンターテイメントがリリースする。またSony Picturesは、「ブラックホークダウン」と「戦場に架ける橋の」2本について、高ビットレートでエンコードした50Gバイトの2層BD-ROMで発売するとしている。

photo 日本向けタイトル
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